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天気のよい日、自然に囲まれて昼から太陽の下でビールを飲む! 休日しか味わえない贅沢な過ごし方です。過ごしやすい気候になり、思わず外へと出かけたくなる行楽に最高のシーズンがやってきます!
出来合いの惣菜やお弁当も手軽でいいかもしれないけど、より美味しくビールを楽しむためならば、一手間かけたお弁当を作るのも悪くない! 上質なビール飲みの皆さんなら、きっとそう考えるはず。

ビールを美味しく飲むための大人のおつまみ弁当のレシピをご紹介しましょう。
お弁当のレシピを考案してくれた阪下千恵さんは、多数のお弁当レシピ本を手がけ、テレビや雑誌でも活躍する料理研究家で栄養士。
味はもちろんのこと、目にも美味しそうな彩り溢れるお弁当。
これなら、次のお休みはお弁当とビールを持って行楽で決まりですね!

レシピ考案
料理研究家・栄養士 阪下千恵さん

書籍、雑誌、企業販促用レシピの開発、HP、テレビ等の料理レシピ作成、食育関連講習会など幅広く手がけ、季節の野菜を生かした家庭料理を得意とする。2児の母。お弁当に関する書籍を多数出版。

大人のおつまみ弁当とは?

行楽に楽しみをプラスするお弁当。

時間が経っても美味しく食べられることはもちろん、シンプルな作り方ながらも、スパイスや見た目でちょっとアクセントがきいて、ふたを開けたときに楽しみが広がる…。
しかも、ビールのおつまみとして食べやすい。そんなお弁当が「おつまみ弁当」なのです。

ブラックオリーブとチーズの黒こしょうオイルおにぎり(ミニサイズ)

ここではあえてのミニサイズ。ブラックオリーブとチーズ。ビールに合わないはずがありません。黒こしょうがアクセントになって、ビールが進むはず!

<材料>2〜3人分

ごはん:茶碗2杯分(約350g)
オリーブオイル:大さじ1/2
ブラックオリーブ(種を除く):6粒分
粉チーズ:大さじ1
塩、黒こしょう:各少々

作り方

①ごはんに粗く刻んだブラックオリーブ、オリーブオイル、粉チーズを入れ、混ぜる。 ②①で混ぜたごはんを8等分にしてラップで握り、塩、こしょうを強めにふる。

ポイント
・ごはんを混ぜる際は、米粒を潰さないよう、切るように混ぜます。
・ビールに合うように、塩、こしょうを少し強めにきかせます。
・一口サイズでおにぎりを作ると、おつまみ感覚で楽しめます。
・お弁当に持っていくおにぎりは、食中毒を防止するためにラップで握ります。

アスパラガスの1本丸ごと肉巻き焼き

春から初夏が旬のアスパラガス。
切らずに1本まるごと肉巻き焼きにして見た目のインパクトもUP。
にんにくを使ったたれが食欲をそそります。

<材料>2人分

アスパラガス:4本
豚バラ薄切り肉:4枚
薄力粉:適量
サラダ油:小さじ1
■たれ
醤油:大さじ1(~1・1/3)
みりん:大さじ1
酒:大さじ1
砂糖:小さじ1
にんにくすりおろし:小さじ1/4
※たれはあらかじめ混ぜておく

作り方

①アスパラガスは根元の固い部分をピーラーでむき、丸ごとフライパンなどでゆで(約1分)、水けを軽くふく。ゆでたアスパラガスの穂先以外に薄力粉を薄くふる。 ②アスパラガスに肉を巻き付けていく。手でしっかりと押さえて巻き終わりをくっつけるように整える。
③フライパンに油をひき加熱し、肉の巻き終わりを下にして焼き始める。途中転がしながらふたをして、5~8分ほど蒸し焼きにして火を通す。 ④フライパンの余分な脂をペーパータオルでふき取り、混ぜ合わせたたれを加えて煮絡める。

ポイント

・アスパラガスの豚肉を巻き付ける部分に薄力粉をふることで肉がはがれるのを防げます。豚肉は斜めに巻き付けていくと均一に巻くことができます。
・肉は巻き終わったら手でしっかりと押さえるように貼り付けると焼いているときにはがれません。巻き終わりを下にして焼き始めるのもコツ。
・たれを煮絡めるときは、余分な脂をペーパーでふき取ってから入れると、しっかりと味が絡みます。
・アスパラガスが長すぎる場合は半分に切ってもOKです。

ささみのスティックフライクミン風味

おつまみの王道、揚げ物!
おつまみとして食べるために、縦半分に細長く。大人っぽい味わいは隠し味のクミンでプラス。

<材料>2人分

ささみ:3~4本
塩、こしょう、クミンパウダー:各少々
薄力粉:適量

■つなぎ
薄力粉:大さじ4
卵:1個
水:大さじ1・1/2

パン粉:適量
揚げ油:適量

■ソース
中濃ソース:適量
■タルタルソース風マヨネーズソース
マヨネーズ:大さじ2
ピクルスみじん切り:小さじ2
玉ねぎみじん切り:大さじ2
レモン汁:小さじ1
ドライハーブ、塩、こしょう:各少々

ささみフライの作り方

①ささみは筋を除き、縦半分に切り、塩、こしょう、クミンパウダーをふる。 ②薄力粉、混ぜ合わせたつなぎ、パン粉の順につける。
③170度に熱した油で揚げる

タルタルソース風マヨネーズソースの作り方

玉ねぎはレンジでラップなしで20秒加熱し、水にさらして水けをよくしぼる。材料をすべて混ぜ合わせてマヨネーズソースを作る。
*ソース、マヨネーズソース、それぞれ好みでつけながら食べる。

ポイント

・クミンがないときは、カレー粉、刻んだローズマリーなどのハーブでも◎。
・タルタルソース風のマヨネーズソースは、お弁当に持っていくときはゆで卵なしで作ります。玉ねぎは一度加熱することでマイルドな味わいに。
・パン粉をつける工程まで前日にしておくと朝は揚げるだけでらくちんです。

大人数のお弁当を詰めるときのコツ

お弁当で、侮れないのが盛り付けです!
盛り付けの良し悪しで、味の感じ方が変わることも。盛り付けの基本は、大きいものから小さいもの、形の変わらないものから形の変わるもの、の順番でお弁当箱に詰めていくと綺麗に仕上がります。

手順

①ごはんものの位置を決める。おにぎりなどくっつきやすいものを詰める場合は、オーブンシート、ワックスペーパー、しそやのりなどを挟む。
②大きな場所をとるおかずから詰める(今回の場合は、ささみや肉巻き)。
③小さなおかず(卵焼きなど)を詰める。
④隙間おかずを詰めてバランスを取り、最後に彩りでミニトマトやスナップエンドウをちらす。

ポイント

・レタス、ワックスペーパーやオーブンシートなどを使いながらおかずを仕切ると、彩りもよく、おかずも動きづらくなります。
・隙間が空いたら、隙間おかずを詰めてバランスよく仕上げます。
・全体に、赤、緑、黄色が配置されるようにすると彩りがよくなり見た目にも美味しそうに仕上がります。
・紫色の食材を少し入れるとおしゃれになります(今回はミニトマト)。他には紫キャベツ、紫いも、ナスなどもお勧め。

自然の中、幸せなシチュエーションで手作りのお弁当に舌鼓を

晴れた日の休日。
爽やかな自然の中で、手作りのお弁当に舌鼓を打つ。少しの早起きと一手間でそんなひとときが手に入るならば、実践しない手はないはず!
さあ、次の休日はバッグに手作りのお弁当とビールを忍ばせて行楽に出かけてみてはいかがでしょうか?

幸せなシチュエーションには上質なビールを

休日のよい天気、健やかな自然、気の合う仲間に美味しい手作り弁当。そんな幸せなシチュエーションに必要なのは、あとは上質なビールだけ。豊かなコク、香り、泡、一切の妥協のない本物のビール、ヱビスビールであれば、幸せなシチュエーションをさらに際立たせてくれるはず!