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嗚呼、日本人でよかった!今年の飲み初めは一味違う「プレミアムお雑煮」

嗚呼、日本人でよかった!今年の飲み初めは一味違う「プレミアムお雑煮」

正月三が日。このめでたいハレの日は、初詣を済ませておせちにお雑煮。
そしてお供に欠かせないのが、恵比寿様の笑顔輝くヱビスビール。
年明け早々、「嗚呼、日本人でよかった!」と思える私たちは幸せです。
さて、正月料理の定番とも言えるこのお雑煮。地域によってさまざまな顔を見せるため、近年、ユネスコ無形文化遺産「和食」の豊かさの象徴としても注目されています。
今回は、このお雑煮の奥深さを活かしながら、コクが豊かで香り高いヱビスビールにぴったりの「プレミアム雑煮」レシピを専門家に考案してもらいました。

2016_38_01お雑煮研究家

粕谷 浩子さん

お雑煮研究家 粕谷 浩子さん
転勤族の家庭に育ち、幼少期から全国各地の雑煮の面白さを知る。女子栄養大学短期大学部卒業後、中小企業基盤整備機構にて、農商工連携・地域資源活用事業の埼玉県担当チーフアドバイザーを務める。その後、株式会社お雑煮やさんを設立して代表に就任。日本各地の雑煮事情について情報収集を続けている。研究成果を惜しげもなく披露した、近著『お雑煮マニアックス』(プレジデント社)が話題沸騰中。

濃厚さがクセになる!「揚げ餅玉ねぎうま味だし雑煮」

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甘い味つけが多い北海道の汁物にインスパイアされて生まれたレシピがこちら。奥深い豊かなコクを持つヱビスビールがあるからこそ引き立つ、甘みとうま味にこだわり抜いたお雑煮です。昆布としいたけ、ほたて貝柱からしみ出しただしのうま味と、玉ねぎの甘みがからみあった深いコク。濃厚なその汁に、揚げたお餅が半身浴。お餅を噛んだ瞬間、絶妙な歯ごたえと同時に、ジュワっとうま味の汁があふれ出し・・・嗚呼、たまりません。さらに、甘みとうま味の余韻を、ヱビスビールの豊かなコクがしっかり受け止めるとき、次なるピークがやってきます。ヱビスの締まった味わいが、お雑煮のうま味を包み込み、すーっと喉を流れていくと、はやる心はすでに次の揚げ餅へと向かっているのです。

<材料>2人分

角餅・・・2個
玉ねぎ(中)・・・1/2個
鶏もも肉・・・100g
砂糖・・・小さじ2
醤油・・・大さじ1半
塩・・・適宜
揚げ油・・・適量
水・・・400ml
干ししいたけ・・・1個[A]
干しほたて貝柱・・・1個[A]
だし昆布・・・5g[A]

作り方

2016_38_031.水に[A]の材料を入れ、一晩寝かせてだしをとる。 2016_38_042.たっぷり玉ねぎをくし形切りに切る。小さめに切った鶏もも肉を加え、1のだしで煮込み、砂糖を加える。
2016_38_053.餅を四つ切りにして、160〜170℃ほどの油で揚げ、2とともに椀に盛りつける。

<ここがポイント!>

ヱビスビールとの相性の良さを際立たせるには、だしをしっかりとって濃厚さを強調すること。干し貝柱は多めに入れてもOK。餅は低温でじっくり揚げると、汁にコクが出ます。

旬の食材が揃い踏み!「牡蠣とせりの雑煮」

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海水が冷たくなる冬に美味しくなる牡蠣が主役。旬の食材を活かすことはもちろん、「賀来(かき)」の文字を当て、福を「かき」よせる、縁起もののお雑煮。とにかく驚かされるのが、牡蠣とヱビスビールの相性の良さ。グリコーゲンを体内にたっぷりためこんだ牡蠣の滋味あふれる味わいと、雑味のないまろやかなヱビスの味わいのマリアージュは、筆舌に尽くしがたい絶妙さ。さらに、旬のせりが放つ独特の香りと、芳しいヱビスの香りが鼻腔の奥で静かに奏でるハーモニー。ハレの日を旬の恵みとともに静かに祝う、日本の伝統色豊かなお雑煮です。

<材料>2人分

丸餅・・・4個
水・・・400ml
だし昆布・・・5g
牡蠣・・・6個
にんじん(中)・・・3cm
大根(中)・・・3cm
せり・・・1/2束
薄口しょうゆ・・・大さじ1
塩・・・適宜

作り方

2016_38_071.水に昆布を入れ、一晩寝かせてだしをとる。 2016_38_082.牡蠣はやさしく水洗いする。にんじんと大根は短冊切りにして下ゆでしておく。
2016_38_093.にんじんと大根と牡蠣を1のだしで煮て、あらかじめやわらかくゆでておいた餅と塩、薄口しょうゆを加え、最後にせりをのせる。

<ここがポイント!>

牡蠣は軽く湯通ししてやると表面が固まって縮まなくなりますが、水洗いだけして鍋に入れたほうが、旬の食材そのままの香りと食感をより楽しめます。せりも同様で、さっとゆでてもいいですが、加熱しすぎると香りと食感が失われるのでご注意を。

それぞれのご家庭でアレンジを楽しんで

親が転勤族だったために、幼少のころから各地の雑煮に親しんできた粕谷さん。お雑煮の魅力は「地域や家庭によって材料や作り方がバラバラで、個性的なこと」だそうです。なんでこんなにそれぞれ個性豊かなのか聞いてみると、すぐに返ってきたのが「正月というハレの日に家庭で作る料理だから」という答え。なるほど、もし料理人の文化だったら、名の知られた先生、上手な先生にみなが習うから、味も作り方もある程度しぼられてしまいます。おかあさんやおばあちゃんから手習いする料理だからこそ、各地各家庭のバリエーションが広がったわけですね。
ヱビスビールとのマッチングにこだわったこの「プレミアム雑煮」レシピを参考に、お正月はぜひ、皆さんのご家庭だけのお雑煮作りを楽しんでみてください。

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