ビールをよりおいしく飲むにはいくつかの方法があります。フレッシュなビールと腕のいい職人がいる店へ行く。適温に冷やす。三度注ぎをする。気の許せる友と飲む、おいしい料理と共に飲む、などなど。
中でも、最も大切なことのひとつがタンブラー(コップ)選びです。

上質なビールほど、それを味わうために、タンブラーは想像以上に重要な役割を持っています。単にビールを注ぐだけでは香りやコクもそれなりに。ビールに相応しいタンブラーとはどんなものなのか?

本物がわかる男性ならなおのこと。一年に一度の父の日(2020年6月21日) は、いつにもまして、より深く醍醐味を楽しんでいただきたいのです。自分から自分へ、あるいは家族から父へのとっておきのおいしいメソッドのプレゼントを提案します。

グラス・タンブラーをプレゼントとして勧める理由

ビールを飲むための食器には、陶器や磁器、 金属製などいろいろありますが、今回はガラス製の食器、グラス・タンブラーのお話です。

グラス・タンブラーの魅力とはなにか。まず言えるのが、ビールそのものの色合いを楽しめることです。うっすらとした黄色、黄金色、茶色、琥珀色、黒色などなど、種類によってビールの色は様々。色はビールの個性を味わえるファーストインプレッションなのです。

次に言えるのが、グラス・タンブラーは入手しやすいこと。陶器や漆器などは、数や販売期間が限定的で比較的高級なものが多いです。もちろん、グラス・タンブラーにも世界的ブランドの超高級品が数多く存在しますが、手頃な価格帯で、なおかつ長期にわたり生産されているものもたくさん存在しています。

大人のおつまみ。ガラス4500年の歴史話。

ガラスの歴史はかなり古く、紀元前25世紀ころにはすでに始まっていた、というのが現在の有力説です。生まれた場所は、ビールの起源と同じく、メソポタミア(チグリス川・ユーフラテス川の流域から、地中海東海岸)のあたり。
ちなみにガラスびんの製造は紀元前15世紀ころからのことで、エジプトが本場でした。エジプトは紀元前30世紀ころからビールが作られていた国でもあります。

紀元前1世紀ころになると、「吹きガラス」の技法が誕生します。吹きガラスとは、溶かしたガラスを鉄のパイプの先に付け、息を吹き込んでふくらませる方法のこと。これによって、それまで大変貴重であったガラスが、容易に生産できるようになったため、容器や食器として庶民の間に広がっていったと言われています。ローマ時代には、ガラス製造が西ヨーロッパにひろがり、ドイツ、イギリス、ベルギーなどとビールの本場でそれぞれ発展していきました。

日本最古のガラスは、弥生前期(紀元前3~1世紀)頃のガラス・ビーズと言われていますが、国内産か海外産かは定かではありません。紀元前1世紀以降には、各地で丸玉、勾玉、管玉なども出てきますが、これも日本産かどうかは不明です。高度な技術を要するガラスの溶解は別として、少なくとも2千年ほど前から、成形や加工が行われていたことは間違いないと言われています。

3~7世紀ころまでの古墳時代には、輸入品のガラス器が多く発掘され、少なくとも7~8世紀の飛鳥・奈良時代には国産のガラス製品やガラス玉が多くあったことがわかっています。

日本では、ガラスは信仰の象徴や祈りの対象、宝物などと、神聖なものだったということですね。父の日に、ガラスの歴史ロマンもなかなか乙な味ではないでしょうか。

「父の日」のプレゼントに相応しいタンブラーの条件

視覚

濃く透き通った色合いのビールほど、その美しさを満喫できるクリアなもので、できるだけシンプルなデザインのものがいいでしょう。特に芳醇な味わいのビールは深い黄金色に輝きます。一般的に男は美しいものを観るのが大好き。父の日には、ぜひ格別の煌めきに触れていただきたいです。

カタチ

あっさりとしたドライタイプなら、勢いよく口の中に流れ込むストレートなものを。一方、コクのある芳醇タイプなら、やや膨らみがあり飲み口がわずかにすぼんでいるものが、よりホップの香りとコクを楽しめます。

厚み

ビアホールなどで仲間と乾杯するなら分厚いほうが気を使いませんね。ですが、味や香りをじっくりと味わいたい時は、飲み口ができるだけ薄いほうが、ビールがダイレクトに唇、舌の上、喉へと流れていき、おいしく感じやすいと言われます。今では「薄づくり」、「薄吹き」、厚さ1ミリ以下の「うすはり」(※1)という製品など、数々の上質なタンブラーが存在します。ただし、家で気軽に使う場合は、丈夫なのが理想的。薄いけれども口部を強化したものや、底が厚くて安定感があればなおいいでしょう。

容量

人との交流がメインでお酒は控えめとか、食事を中心に、という場合は少量サイズがいいかもしれません。が、父の日のように、自分、または父が主役で誰にも気を使わないでいい場合は、350ml~400ml前後の容量のものがいいでしょう。これは334mlの小瓶や350ml入りの缶ビールを、三度注ぎにしてちょうどいい容量です。また、これくらいの容量があることで、飲む際にビールがグラスの中で大きく流れ動き、なおかつ幅広く口の中に入り込んでくるので、香りや味をより感じやすくなるのです。

 
いずれもシャンパンやワインを味わうのと同じ原理と言えます。薄くて、丈夫で、安定感があって、ある程度の容量があり、欲を言えばビールの純粋な色あいが楽しめるデザイン。そんなタンブラーが、父の日の格別なプレゼントとして最適です。

実は以上のすべての条件をクリアしているのが2020年の新ヱビスタンブラーなのです。2020年は本物のビールを追求しはじめて130周年。研ぎ澄まされた味と輝きを、ぜひ手にしてください。

ヱビスタンブラーで、ビールを提供している飲食店もありますので、是非お店でも味わってください。ヱビスタンブラーの入手方法は、下記を参照してください。
 
 
 
その他YEBISU MAGAZINEのおすすめグラス記事はこちら
・父の日には特別な乾杯を。ビールの味が変わる「シュピゲラウ」の極上グラス
・グラスでビールの味が変わる!?グラス専門店に、父の日に贈りたい、ビールに合う最高のグラスを聞いてみた

 

●参考 より深くガラス製品などについて知りたい方はこちら
・一般社団法人日本硝子製品工業会
 「ガラスの始まり」 http://www.glassman.or.jp/know_01.html
 「日本のガラスの始まり」 http://www.glassman.or.jp/know_02.html
・新カクテール全書(ひかりのくに株式会社)

注釈
※1)「うすはり」は松徳硝子株式会社の登録商標です。
 http://www.stglass.co.jp/company/

 
 
「ヱビスタンブラーの入手方法」
ヱビスタンブラーは6缶パックに付いていることがございます。見かけられたら是非ご購入ください。