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甘さと塩味のコンボがたまらない! モッツァレラチーズと杏のカプレーゼ風
桃やサクランボ、スイカなど夏に旬を迎える果物は数多くあります。今回はその中で、もしかしたらあまり馴染みのないアンズについて、ビールと一緒に食べたい簡単レシピとともに紹介します。
意外と身近なアンズの、いろいろな使い道。
アンズは中国原産で、紀元前3000年ごろから薬用として栽培され「唐桃(カラモモ)」と呼ばれていました。紀元前にはすでに古代ローマへ伝わり、日本でも弥生時代以降の遺跡から見つかっています。
日本では長野県と青森県が2大産地。2県で実に98%も生産しています。バラ科の植物でウメやモモ、スモモ、そしてアーモンドなどと近縁の植物です。熟した果実はあまり日もちしないため加工品にすることも多く、干しアンズやジャム、缶詰などにされます。これが更にさまざまなお菓子や料理に使われて私たちの口に入ることになります。
「アンズってあんまり食べたことがないな」と思う方もいらっしゃるかもしれません。今どきは「アンズ」と言うより、ちょっとオシャレに英名の「アプリコット」と呼ばれることが多いようです。ほら、よく見るでしょう、アプリコット。そのまま生食してもおいしいですが、肉料理の味付けやアプリコットソースとしても大活躍します。また、よく見かけるジャムやシロップ漬けもご家庭で簡単に作れますよ。
お酒のあてには、アンズとチーズの最強コンビを!
アンズは果肉だけではなく、種の中の「仁」は杏仁(きょうにん・あんにん)と呼ばれ、漢方薬(きょうにん)や食用(あんにん)にされます。「杏仁豆腐」はおなじみのデザートですね。それこそ杏仁を使っているからその名があるのですが、現在は香りが似たアーモンドエッセンスを使うことが多いようです。ほかにもお酒好きなら「アマレット」というリキュールをご存知かもしれません。アーモンドのような香りと甘さ、そしてほろ苦さが特徴です。でも、これはアーモンドではなく杏仁が原料。なにしろアンズとアーモンドは近縁種なので香りが近いのでしょう。
長野育ちの筆者にとってアンズは身近なものでした。おやつにご近所手作りの干しアンズを食べましたし、アンズを使ったお菓子や観光土産も数えきれないほどあります。それは2大産地のひとつだったからだということを、あらためて認識しました。
子どもの頃はさほど好きではなかった干しアンズですが、大人になった現在、チーズと合わせると格好のおつまみになることを発見。個人的なオススメはブルーチーズ。甘さと塩味のコンビネーションは強いです!
下記ではもうひとつのおすすめ、モッツァレラチーズと合わせたアレンジレシピを紹介。どちらも簡単に手に入りますし、ヱビスにも抜群に合いますよ。変わり種のおつまみとして、ぜひ試してみてください!
レシピ
モッツァレラチーズと杏のカプレーゼ風
材料(3人前)
- モッツァレラチーズ 100g
- 杏(シロップ漬け) 100g
- オリーブオイル 大さじ1
- ワインビネガー 大さじ1
- 塩 小さじ1/2
- 黒胡椒 適量
- ディル 適量
作り方
- ボウルに オリーブオイル、ワインビネガー、塩を混ぜ合わせる。
- そこへ一口大にちぎったモッツァレラチーズと半割に切った杏を入れ、軽く混ぜ合わせる。
- ボウルから器に盛り、黒胡椒を挽き、最後にディルをかざる。