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本物の味を楽しみたい大人のためのおつまみレシピ。とり天

本物の味を楽しみたい大人のためのおつまみレシピ。とり天

フライドチキン、唐揚げ、肉団子、焼き鳥などなど、鶏肉はビールの最高の友ですよね。黄金色に輝くビールと鶏肉料理、どちらを先に口に運ぶのか、毎回迷ってしまうほどのベストコンビ。
そこで今回は、よりおいしいビールに合う、とことんおいしいとり天のご提案です。ポイントは3つ。
1つは良質の素材を使うこと。いい鶏肉は生臭みがほとんどなく、ちゃんと肉の香りと歯応えがあります。
2つめが、下味をつけないこと。鶏肉は他の肉に比べてとても淡白なので、少し味をつけてしまうだけで肉本来のうまみが半減します。
そして3つめが、その淡白なうまみをより深い味わいにしてくれる塩と山椒をご用意いただくことです。どんな塩と山椒がいいのか、詳しくは本文とレシピをご覧ください。ビールにぴったりのおつまみ、とり天の大人のレシピをどうぞ。

ヘルシーな鶏ムネ肉の香りと歯応えを楽しみましょう。


鶏肉は味も肉質もとても繊細で鮮やかなもの。牛肉や豚肉ほど主張が強くないのは確かです。だからこそ、今回は良質の鶏肉を入手したいところです。良質の鶏肉は生臭みがなく、ちゃんと肉そのものの香りがあり、しっかりとした歯応えがあります。
今回はムネ肉のみを使います。ムネ肉はモモ肉よりも脂肪分が少なく、ササミよりも風味が高いです。さほど高価でなくても、またノーブランドでも良質な鶏肉はあります。2人なら中サイズ1枚(250~300g)で十分だと思います。ぜひ探してみてください。

鶏肉の味をとことん引き立てる、山椒塩。


実は今回の鶏肉の最大の引き立たて役がこの山椒と塩です。たまに中華料理店で見受けますね。鶏肉と並び、山椒塩もいいものを使うことで、格別なおいしさが生まれます。
山椒塩はオリジナルを作ります。塩はできるだけ岩塩か海塩がおすすめ。独特のうま味や甘みがあるといわれているからです。サラサラタイプか湿気のある粗塩か、塩のタイプは好みでかまいません。いろいろな塩で試してみるのも、料理の楽しさにつながるでしょう。
今回使っている塩は沖縄の海の粗塩。角がなく、とても丸みがあっておいしい塩です。
山椒はやはり香りの高いものがベストです。今では大手企業のみならず、小企業や個人商店製のものも出回っており、いろいろ品定めするのも楽しいです。基本的には粉山椒をご用意ください。
もちろん、中華風に花椒(中国産の果皮部分)をご自身で挽くのも楽しいと思います。塩の種類によっては水分を含みやすく劣化しやすいものもあるので、その場合はつど食べる分、あるいは2,3回でなくなる分量を合わせるのがいいでしょう。

本物のおいしさ。大人のとり天レシピ。

材料(約2人分)

鶏ムネ肉:1枚(約250g) 片栗粉:大さじ2強(約20g) 卵:1/2個
(※1:小さじ2(約10g) 粉山椒(※2:小さじ1/3(約1g)
クレソン:2本~ ラディッシュ:2本~
今回使用した塩と粉山椒
※1:株式会社高江洲製塩所 浜比嘉塩100g入り
※2:株式会社やまつ辻田 石臼挽き朝倉粉山椒10g入り


鶏ムネ肉の下ごしらえ
・鶏ムネ肉は皮をとり、1~2センチの厚みで斜めに切ります。
・溶いたたまごと片栗粉を混ぜておきます。混ざりにくい時は、水を小さじ1〜2杯入れて混ぜてみてください。
・上記を全てまぜあわせておきます。


山椒塩の下ごしらえ
塩と山椒の配分率については、素材の質により、重量ベースで「10:1」や「25:1」などと大きく変わります。
今回は重量配分率でおよそ「10:1」にしました。

作り方

1.油を170℃前後まで熱したら、先程下ごしらえした鶏ムネ肉を揚げます。量が多いときは2回に分けてください。
2.衣が色づき暫くすると、揚げている音が高音になります。気泡が小さくなり、鶏肉が浮いてきたら取り出します。
3.油が切れたら、皿に野菜と共に盛り付け、山椒塩を添えて完成です。

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