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【プロ直伝!】これがビール好きのおもてなし。贅沢に家飲みを楽しむためのテーブルコーデ術
気の置けない友人が集まる。
とっておきのお取り寄せグルメも用意した。
冷蔵庫には、ヱビスビールがスタンバイ。
おもてなしの準備は万端だ。
ん、万端?何かお忘れではありませんか?皆さんが集うテーブルは、いつものままでいいのですか?家飲みに集いし、大事なお友達の満足度を、一挙にアップする秘訣。それは、絶品料理と贅沢な一時を彩るヱビスビールに加え、あなたの”おもてなしの心”が詰まったテーブルコーディネートではないでしょうか。
やってはみたいけれど、ちょっとセンスに自信がない・・・。ご安心あれ。今回はテーブルコーディネートのプロに、ご自宅にあるもので、簡単におもてなし度がアップするワザを聞いてみました。しかも、教えてくれたのは、ヱビスの美しい黄金色を際立たせるテーブルコーディネート術!家飲み好きは必読ですよ。
テーマは”爽やかラグジー”
テーブルコーディネートに詳しい人 はら ゆうこさん映画、TVドラマ、ミュージッククリップなどの映像作品から、広告などのビジュアルにいたるまで、数多くのテーブルコーディネートを担当。シックな色彩からカジュアルな雰囲気まで、テーブルウエアとフードを自在に組み合わせ、素敵なテーブルを演出する、食の魔術師だ。自身が主宰する食関連プロダクション『Food Studio Vita』のWEBサイトには、”今の感性”を感じさせるポートフォリオが多数掲載されている。
ーテーブルコーディネートって、自分ではあまり深く考えたことがないのですが・・・。
はら:突き詰めて考えるという方は少ないかもしれませんね。ですから今日は、なるべく身近な素材を活用して、テーブルを演出する方法をお伝えします!今日は、みんなでヱビスビールを楽しむシチュエーションのテーブルを考えてみました。
ーあ、これは華やかですね!このコーディネートのポイントはどこにあるのでしょうか?
はら:まず、色合いの部分では、ヱビスビールの美しい色がテーブル上のポイントになるよう、金や黄色といった色をアクセントとして活用しています。青や緑など、少し淡いカラーが基調になっていますが、その中にあると金色が映えるように感じませんか。
ー確かに!てっきり金色が分かりやすく目立つシックなカラーでくるかと思いました。
はら:それも一つの手ですが、テーブル上をシックなトーンで構成するのは結構大変なので。シックなテーブルウエアをたくさんお持ちの方って少ないと思うので。
ー言われてみれば・・・。他にポイントはありますか。
はら:ビールが美味しいのって、やはり夏ですよね。せっかくヱビスビールを楽しむなら、見た目にも夏を感じつつ、美味しく飲みたいじゃないですか。ですからテーブル上に草花を置いて、夏らしさを演出しています。メインのお皿も、真っ青なものではなく、夏の青空をイメージさせる白を基調に、青の縁取りが印象的なものを使っています。
ーこれが重たい色合いのお皿だったら印象は違いますか?
はら:では実際に置いてみましょうか。
はら:やはり、茶色系のお皿だと、爽やかさが演出できないと感じませんか。冬のイメージだったら温かみがあっていいかもしれませんが。
ーお皿1枚、奥が深いです・・・。
プロの小ワザの数々を見よ!
ーこうして見ると、仰る通り家にあるもので作れそうなアレンジですね。
はら:そうでしょう!例えばテーブルクロスにしても、テーブル全体をフォローできるほど大きいものって結構値段がします。ですが、今回使ったようなライナー型のクロスでも、すごくテーブル上が引き締まります。
はら:今回は2枚が1組になっているものを使っていますが、ランチョンマットを重ねるだけでも雰囲気が変わりますよ。他にも草花を置くのもポイントです。
ーちょっと色合いが地味な草花でも効果的なんですね。
はら:そうです。今回選んだのは、庭にも生えているような身近な草花です。派手な色のお花でもいいのですが、それだとお花が妙に目立ってしまいます。美味しいヱビスビールを飲んで、贅沢な時間を過ごすのであれば、ヱビスビールの色合いを感じたいじゃないですか。
ーしっかりと熟成されてこそ生まれる、ヱビスビールの美しい黄金色ですからね!確かにこれなら自然とグラスに手が伸びてしまいそうです(笑)。
はら:他にも木製のプレートや器を要所に使うことで、外で飲んでいるような雰囲気も演出していますよ。
「おもてなし」の心を相手に伝える一工夫
ー先ほどから、カトラリーをまとめているヒモが気になっているのですが。
はら:ほんの一手間ですが、これだけでグッとオシャレに見えるんです。ヒモもリボンなどでもいいのですが、ここでも色合いを抑えて、あくまで脇の演出として活用しています。そして見た目だけの工夫ではないんですよ。
ーと、言いますと?
はら:このヒモをほどくことで、「これから楽しい食事が始まるんだ」とお客様に感じてもらえるはずです。舞台の幕開けを告げるようなイメージですね。
ーなるほど!まずはヱビスで乾杯をして、贅沢時間が始まり、ヒモをほどくと、美味しい食事の幕開けを告げると・・・。テーブルアレンジメントで空間だけでなく、家飲みの時間も演出するという訳なんですね。
はら:ちょっとした一手間で、家飲みの時間はもっと贅沢なものになります。ぜひ取り入れてみて下さい。
ー今日教えて頂いたアイデアは、誰でも取り入れられそうですからね。早速マネしてみます!今日はありがとうございました。