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恋人や配偶者などパートナーの実家へのご挨拶や親戚の集まりなど、ご挨拶や訪問の機会が多くなるこれからの時期。

訪問の際に良い印象を残すことは、先々までよい関係性を築く第一歩です。ヱビスを愛する『デキる大人』にはマナーも大切。この機会に訪問時のマナーをおさらいしておきたいところ!

今回は、マナー講師の松原さんに帰省や訪問についてのマナーを伺いました!

コミュニケーション・マナー講師 松原奈緒美さん
EXSIA 代表

マナー・コミュニケーション分野の企業研修・講演や、雑誌・テレビなどで活躍。社員研修、管理職研修、プロ講師養成、タレント養成など、年間100研修以上を担当。NPO法人日本サービスマナー協会ゼネラルマネージャーとして、マナー講師の養成も手掛ける。
2016年3月アマゾンKindle版「マナー美人 マナーブス~ビジネスシーン編」出版
テレビ朝日「くりぃむナンチャラ」、東京MXテレビ「ひるキュン!」などテレビ出演も多数。

配偶者やパートナーの実家に伺う際のマナー

― さっそくですが、パートナーの実家に伺う際に注意することは何でしょうか?

松原「一般的なマナーを意識することはもちろんですが、それぞれの家でルールや慣習などが違う場合もあります。まずはパートナーに確認するのが大切ですね。
パートナーのご実家は、お義父様お義母様など相手のテリトリーであることを意識して勝手な行動は慎むのがマナーです。」

例)勝手に台所を使う、案内されていない部屋に入る など

― どういうところに気をつけると相手の印象は悪くならないのでしょうか?

松原「まずは時間帯ですね。遠方からの帰省の場合、到着時間には配慮したいですね。早朝や、夜遅くの到着は避けること。到着時間などは事前に知らせておくようにしましょう。楽しみにご準備をなさってお待ちの場合もありますので、交通渋滞なども考慮して余裕をもった行動を。家々によって、ご親戚などが集まる日程が違うケースもありますので、事前に確認し調整しましょう。
『長くお休みがとれたから、実家でのんびりしよう!』というのは、相手のご負担になります。宿泊する場合には、2~3泊程度にさせていただくとよいでしょう」

親戚の集まりなど訪問時のマナー

― 実家だけでなく、親戚の集まりなどに伺う際に注意すべきポイントはありますか?

松原「訪問の目的にもよりますが、ご挨拶のみの訪問は、食事時間を避けます。
相手に気を使わせない13時過ぎ~16時頃までに事前に連絡を入れて伺うようにしましょう。
服装は清潔感を意識し、年始のご挨拶などの場合は華やかな物を選びます。年始の集まりに普段着で伺うのは失礼です。ただし、和室などで座っても気にならないように、女性は短すぎるスカートやタイトスカートは避けましょう。
到着したらコートを門の前で脱ぎ、伺うようにしましょう」

― 企業に訪問するときなどにコートを脱ぎますが、同じように脱ぐのですね

松原「そうですね。コートには防寒とともに汚れ除けの意味があります。汚れを相手の敷地内に持ち込まないよう、敷地の外でコートを脱ぎ中表にして持ちましょう。
第一印象を決めるのが、玄関でのご挨拶。笑顔で明るくご挨拶するように心がけましょう。初めてお会いする際は、ご挨拶とともに自己紹介もします。パートナーから紹介していただくと、スムーズですね。
家の中は、相手のテリトリーです。すべて「どうぞ」と言われてから行います。家に入る際、お部屋に入る際、お茶を召し上がる際など、相手先ではすべて相手に勧められてから行うものです。
「どうぞ」と言われたら、「失礼いたします」と言ってあがってください」

― あらためて、マナーを伺っていくと、コートを中表にするなどは意識しないと忘れてしまいそうですね。

松原「中には気になさる方もいらっしゃいますし、相手への配慮を感じる行動ですので、正しいマナーを身につけておくと安心ですね。
靴を脱ぐ際も忘れがちな注意すべきポイントがあります。靴は正面を向いたまま脱ぎ、相手にお尻を向けないように身体の向きを変えてつま先を外向けに揃えます。忘れがちなのが、玄関での上座下座。下駄箱がある玄関では、下駄箱がある側が下座なので注意しておくとよいでしょう。
このシーズンは少ないですが、裸足は汚れた足をそのまま床につけるため、相手に失礼です。かならずソックスやストッキングを着用してください」

― お部屋に通されたあとは何を注意すべきですか?

松原「基本的なことは、座る位置とコミュニケーションですね。
いきなり来て、上座にさっさと座っては『失礼な子ね!』と思われてしまうので、下座で控えめになさっているとよいでしょう。また、口角をしっかり上げて笑顔をたやさず、できる限り会話の輪の中に入りましょう。話がわからなければ、笑顔でうなずいて聞いているだけでも結構です。聴き上手は好印象!ご親戚の皆様も「感じのいい子だな」っと評価してくださいます」

― 和室・洋室で注意すべきことに違いがあったりもしますよね?

松原「細かいことだと、和室の場合は座布団の座り方などもありますが、代表的なものは『敷居や畳の縁を踏まないこと』です。理由は諸説ありますが、一般的に敷居や畳の縁が痛むのを防ぐためと言われます。踏まないことは相手の物を大切にするということにつながります」

― 気が抜けないですね。

松原「最後まで気が抜けません。せっかく訪問時に意識したのに、帰り際は気が緩んでお部屋の中でコートを着てしまう方もいらっしゃいますが、コートは敷地を出てから着るようにしましょう。ご実家の場合には、帰った後に「無事到着したかな?」とご心配なさっていることもあるので、お礼と無事到着したことを連絡すると更によいと思います。
ちょっとした気遣いが、好印象の秘訣です」

帰省や訪問で注意したい手土産に関してのマナー

― 帰省や訪問では手土産を持っていくケースも多いと思いますが、どんなものがよいのでしょうか?

松原「TPOや手土産を渡す相手の家族構成、好みなどでも変わってくるとは思います。ただ、あまり高価すぎても恐縮してしまうので、3,000円〜5,000円程度のものがベターです。遠方の場合には、必ずご自身のお住まいの地域で購入してお持ちください。目的に合わせて、熨斗も付けましょう。
手土産は、お部屋に通されてご挨拶をする際にお渡しします。要冷蔵品を持参した場合のみ、玄関で渡します。
紙袋のままお渡しせず、出してお渡しください。」

【手土産の候補になるもの】
・ご両親がお好きなもの
・地域の特産物
・高級感のあるもの
・皆様で召し上がりやすいお酒やお菓子
・特にお年賀の場合には華やかなもの
例)新年菓、ネーミングやパッケージがおめでたいもの
など

― ありがとうございました。勉強になりました……。知らなかったこともあったので、今後は注意していこうと思います。

マナーについてお話を伺っていくと、意識しないとやってしまいがちなことがいくつも。
松原さんがおっしゃるように、全員が気にすることではなくても、注意しておくに越したことはありません!

そして、手土産に最適なのが、やっぱりヱビス。
現在販売中の、期間限定の「福ヱビス」はおめでたいことにも最適!

相手に好印象を持ってもらえる「大人のマナー」を意識して、帰省や訪問に臨みましょう!