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高級レストラン並みのおもてなし感!誰でもできる「ナプキンワーク」で“上質”家飲み時間

高級レストラン並みのおもてなし感!誰でもできる「ナプキンワーク」で“上質”家飲み時間

「ナプキンワーク」って、ご存知ですか?
レストランに行くとお皿の上にちょこんとのせてあって、
食べるときは膝にかける、アレです。
アレがあるだけで、なんだか素敵なレストランにいるような雰囲気になりますよね。
じゃあ、アレが我が家のテーブルの上にあったなら。
その横に、ヱビスビールがあったなら。考えただけで贅沢な時間が過ごせそう。
それどころか、ナプキンワークには、私たちの知らない盛り上げ効果もあるのだとか。上質を知るヱビス好きなら知っておきたい「大人のテーブル学」を、日本でも数少ないこの分野のプロフェッショナル・浜裕子先生に教わりました。

飾りじゃないのよ、ナプキンワークは

2016_32_01ナプキンワークのプロフェッショナル

食空間コーディネーター 浜裕子さん

日本人で国際的に評価を受けている数少ない食空間コーディネーター。テーブルコーディネート、ナプキンワークに関する著書多数。英国王室デザイナーであるメリー・アダムス氏に師事し、インテリアデザインやテーブルセッティングを学び、資格を取得して帰国。有名ホテル、レストラン等での食空間プロデュースおよびコンサルティングの実績を積み重ねてきた。

―そもそもナプキンワークって何なんでしょう? ビールや料理が美味しくなるテクニックとして使えると聞きました。
浜:レストランに行くと、お皿の上にナプキンが折り紙のように立体的に折って置いてありますよね。あれがナプキンワークです。一見上品なお飾りのように見えますが、じつはそれだけじゃないんです。ナプキンワークの本当の役割は、「食器」「グラス」「カトラリー(ナイフ・フォークなど)」「リネン(テーブルクロスなど)」「フィギュアー」というテーブルコーディネートの5つの要素を理解すると見えてきます。

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―最後の「フィギュアー」が何のことやら・・・。
浜:ですよね。これは「トーキンググッズ」とも呼ばれ、具体的には、キャンドル、花、スパイス入れなどを指します。「これかわいい!」「これどこで買ったの?」といった会話のきっかけをつくるものなんですね。ナプキンそのものは「リネン」に分類されるのですが、花の形にしておくとか、アイデア1つでトーキンググッズの役割も果たしてくれます。

ビールを美味しくするコミュニケーションの「起爆剤」

―そうか、「これ何なの?」って話になりますもんね!
浜:そうそう。家飲みやホームパーティは、食事の席ではあるけれど、中心にあるのはコミュニケーションですよね。美味しい飲みものや食べもの、雰囲気の上質感・・・すべては人と人とをつなげるためにあるんです。きれい、美味しい、だけでは会話も成立しません。ナプキンワークについて言えば、「こんな意味があるんだ」「こんなテーマで準備したんだ」というストーリーがあると、会話がつながり、深まっていくんです。上質な会話づくりこそが、ナプキンワークの本質だと思いますね。

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―ヱビスビールとの組み合わせはどうでしょう。
浜:ヱビスビールの深く澄んだ黄金色と、ナプキンワークが生む上質感は、テーブルコーディネートの相性がとてもいいんです。秋冬は、ヱビスの黄金色に、収穫のイメージを重ね合わせて茶色や黄色など暖色のナプキンを合わせるのがオススメ。これからご紹介する「ダイアゴナル」(=対角線あるいは斜めの線を意味します)のポケットに、小枝や紅葉を挿すのも雰囲気が出ますね。ぜひ家飲み、ホームパーティで実践してみてください。

ビールが美味しくなる4つのナプキンワーク

―では、今日はせっかくなので、ビールを美味しく飲むためのナプキンワークをいくつか紹介していただけませんか。
浜:まずは「ダイアゴナル」。折り目でポケットができるので、メッセージカードや季節の花々、カトラリーを挿すことができて、会話のきっかけになりやすいですね。和の雰囲気を演出できて、ヱビスビールと組み合わせると上質感が高まります。

折り方「ダイアグナル」

2016_32_041.四つ折りにする 2016_32_052.1枚目を指2本の幅で半分まで折りたたむ
2016_32_063.下にある2枚目も写真の位置まで折りたたむ 2016_32_074.裏返して両端を三つ折りに
2016_32_085.ポケットのある面を上にして完成

浜:次に、ビジュアルでもハートを掴む「シャツ」。男性の誕生日パーティなどにおすすめですね。

折り方「シャツ」

2016_32_091.半分に折って三角形を作る 2016_32_102.両端を頂点に重ねる
2016_32_113.重ねた角をまるごと裏側に折り込む 2016_32_124.左右の端を裏側に折り込む
2016_32_135.真ん中の合わせ目を後ろに折り返し、エリを作って完成

浜:3つめは、ひと目で「素敵!」と思わせ、「どうやって作ったの?」という会話のきっかけを引き出しやすい「セイルボート」。上質感、華やかさを演出できます。

折り方「セイルボート」

2016_32_141.四つ折りの四角形を作る 2016_32_152.さらに二つ折りにして三角形を作る
2016_32_163.両端を中心に寄せるように折りたたむ 2016_32_174.裏返して左右の下端を折りたたむ
2016_32_185.さらに半分に折りたたみ、開いた斜辺を上にして持つ 2016_32_196.頂点の重なりを1枚ずつ持ち上げて、4枚の帆のように立てて完成

浜:最後に、パン皿や瓶ビールのコースターとしても使える「デルタ」。ヱビスビールの黄金色とよくマッチして、上質感を演出できます。

折り方「デルタ」

2016_32_201.内側にたたむように折り、細長い長方形を作る 2016_32_212.中央を軸にして写真のように折る
2016_32_223.全体を半分に折りつつ、底となる部分を谷折りに 2016_32_234.底の四角形を写真のように重ね合わせて完成

多忙な人でも食卓の演出ならナプキンでバッチリ

―どれも簡単なのに、見栄えが素晴らしい!
浜:そうでしょう? ふだん忙しく働いていたら、週末に家飲み、ホームパーティといっても、準備に割ける時間は限られてきますよね。土曜の日中にパーティの約束なのに、前夜の金曜は会社の飲み会が外せない、というケースもけっこうあります。そういうときは、いかに手を抜くかがキモ。少ない時間に欲張って食材調達や調理を詰め込むことを否定はしませんが、ナプキンワークのような手軽にできる食卓の演出にバッチリ気を遣うのも、立派なおもてなしだと思いますよ。

―上質で素材にこだわったヱビスビールが主役なら、ナプキンワークとちょっとしたおつまみだけでも、十分贅沢な食卓になるというわけですね。今日はありがとうございました!

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