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涼やかな清流で育った、若アユの香気を味わう。
気温の高い夏日が続くようになると、渓谷から流れてくる涼やかな清流が恋しくなる。そんな河川に生息しているのがアユであり、惚れ惚れするほど優美な姿をもち、高貴な印象すら与える。わずか1年で一生を終える「年魚」ということを知れば、そのはかなさも心情的な魅力になるのではないだろうか。
秋から冬に孵化した稚魚は、海に下って動物性プランクトンをエサに成長。翌年春に川を遡上し、底の珪藻を食べるようになる。この食性から、一般に出回っている養殖物にはない、天然アユ独特の香気を身に付けるといわれる。
川底まで見通せる、清流ならではの風味。
漁の解禁は元気な若アユとなった6月1日から10月半ばまで。四国の四万十川が有名だが、その北東を流れる仁淀川でも漁が行われている。あまり知られていないが、全国でもトップクラスの透明度を誇る河川だ。いわば天然アユの穴場だが、高級魚であることに変わりはない。
前述したように、スイカに似ているとされる香気が特長であり、6〜7月に漁獲された若アユの体長は15㎝前後。流線型の美しい体には、胸びれの後などに鮮やかな黄色の斑点がある。
魚は刺身が最上とされるが、アユだけは例外で塩焼きがベストとされている。今回のレシピもそれに従って、炭火焼きとした。
立ち上る芳香と、ほくほくした食感がもたらす風味は、底まで見通せる透明な清流を想わせる。それが口内で溶けていく感覚に絶妙にマッチングするのが、コクの深いヱビスビールだ。ホップの香味豊かな苦みと、のどを抜けた後に鼻の奥で感知される「後香(あとか)」が、若アユの味をより深いものにしてくれる。
夏場が「旬」の若アユには、キメ細かな口あたりのプレミアムビールがよく似合う。洗練された繊細な香味が楽しめるヱビスビールとともに、冷涼な川面を感じていただきたい。
アユの塩焼き
材料
- 鮎/6本
- 塩/適量
- たで/適量
つくり方
- アユは肛門の近くを軽く押さえて糞を出して水洗いする。
- 金ぐしを打つ(のぼりぐし)。
- 尻尾とヒレに化粧塩をして全体に軽く塩を振り、炭火で両面に焼き色を付ける。