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ヱビスビールの顔であるヱビス様には、「めでたい」を祝福し、そのひと時を更にめでたくプレミアムに…!という願いが込められています。

そんなヱビス様を改めて拝んでみると、気付くことがありませんか?
そう、その手には「竿と真鯛」がしっかりと抱かれているのです。

そのため、なんと一部の釣り人の間で「魚に感謝」「大漁祈願」の意味を込めて、お守りのように愛飲されているヱビスビール。
かくいう私も、実はそんな釣り人の1人です。

中川めぐみ
釣りアンバサダー。初心者・女性・家族連れに向けた「手ぶら&気軽」な釣りを提案。釣りを通じて地域の魅力を伝えるメディア「ツッテ」編集長。2018年は100地域で「釣って食べる」ことが目標。

「海の上で大漁を祈願しながら飲むヱビスビール」「釣れた魚に感謝し、味わいながら飲むヱビスビール」…これはもう、至福です!

今回は、そんな体験をしてみたいという釣り初心者さんが集まったので、みんなで「釣って食べる」にチャレンジしてきました。

狙うのは、東京湾の隠れたブランド魚「黄金アジ」です。

「手ぶら&初心者さん歓迎」な釣り船へ

「釣り=ハードルの高い趣味」そんなイメージはありませんか?
竿など専門の道具を揃えて、早朝から遠くへ出掛け、寡黙に海に向かい合う…のような。

私が提案したい釣りは、これまでのイメージとは真逆です。

6月上旬、集合したのは羽田空港近くの天空橋駅。
時間は朝9:30と、普段の通勤・通学と同じくらいです。

そこから徒歩10分ほど。
実はこんな都心にも釣り船屋さんがたくさんあります。

今回お世話になったのは「伝寿丸」さん。

竿やライフジャケットをはじめ、釣りに必要な道具は全てレンタルが可能。
レクチャーもしてくれるので、初心者さんだけでも安心してチャレンジできます。

行ってみて驚いたのが、なんと受付けにヱビス様が…!

ご加護を受けるべく、さっそく1枚。私(右前)以外は初心者さんばかりです。

準備ができたら、さっそく船へ。
出港の前に、竿の使い方や釣り方を船のスタッフさんから教えていただきます。

そしていよいよ船が出発!
普段コンクリートに囲まれた環境でパソコンに向かい合う機会の多いメンバーは、船で海を走るだけでテンションがあがります。

忘れがちですが、東京にもこんなに広くて気持ちのいい海がひろがっているのです。

大漁祈願にヱビスビール!狙うは東京湾の「黄金アジ」

今回狙うのは、知る人ぞ知る東京湾のブランド魚「黄金アジ」。

普通のアジが黒っぽいのに対して、黄金アジはその名の通り体表が金味を帯びています。

違いは色だけでなく味にも。
黄金アジは「根付き」といって、エサの豊富な岩礁などに住みつく習性があるため、脂肪のノリがよく旨味も濃いのです!

しかし数がそれほど獲れないため、漁師が専門で狙うことが少なく、スーパーなど市場に出回ることもほとんどありません。
そう、この「黄金アジ」は “釣り人の特権”ともいえる幻の魚なのです。

そんな黄金アジを釣るにあたり、まずやることは…

ヱビスビールで「大漁祈願」の乾杯です!

青空の下、広い海に囲まれた非日常空間で飲むヱビスビールは、また格別。

「もう、これだけで来た価値があったよ!」「なんだか釣れそうな気がしてきた」そんな声が飛び交います。

ここで私がオススメするのは、格別なヱビスビールを海の神様にも“おすそわけ”。

船の進水式などで漁師さんが日本酒を海へ奉納するように、ヱビスビールを少しだけ海に撒いて「大漁と安全」を祈ります。

これで準備はばっちり!
さっそく釣りスタートです。

海と黄金アジとヱビスビール

アジ釣りは初心者さんにオススメの釣り。

小さく切って赤く色付けされた「イカ」などをエサにして釣るのですが、エサと一緒に「コマセ」と呼ばれるイワシのミンチを小さなカゴに詰めて海の中へ落とします。

そうすると海底でコマセが溶け出し撒き餌となって、アジなどの魚を集めてくれます。
そしてコマセにまぎれたエサ付きの針に魚が食い付いて釣れる…というのが基本。

難しいアクションが必要なく、小さなお子さんでも気軽に楽しむことができます。

この日も「竿を握ることさえはじめて」というメンバーが多数でしたが、みんなすぐに釣り方をマスターしていました。

「釣りは寡黙に、海と自分に向かい合うもの…」
そんなイメージがあるかもしれませんが、オススメしたいのは仲間とワイワイ楽しむ釣り。

竿を海に出しながら、みんな片手にはヱビスビール。
「釣れるかな〜」「どうやって食べよう」「潮風が気持ちいい♪」そんな会話で盛り上がりながら、黄金アジを狙います。

そして開始しばらく…

「あれ?なんだか竿先がふるえてるかも…。これ釣れてる!?」と男性メンバーが声をあげます。

そうするとメンバー全員が自分の釣りを忘れて、「落ち着け〜!」「ゆっくり糸を巻いて!」「絶対釣ってね!」と応援。

ゆっくり糸を巻き上げていき…最初に釣り上げたのは…!

「アジじゃない!何これ!!」

まさかの記念すべき1匹目はアジでなく「イシモチ」。
ターゲットではありませんが、繊細かつ旨味の強い白身が人気の魚です。

「魚がいる!釣れる!」ことを目の前で見たメンバーは、ますますテンションUP。

ヱビス様に祈りつつ、ワイワイ糸を垂らします。

「きた!竿先がぶるぶる震えてるよ〜!」と今度は女性メンバーにHIT。
糸を巻いていくとその先にいたのは…

今度こそ間違いなく黄金アジです。

「やったーーーー!!!」とメンバー全員で大喜び。

すると今度は私の竿がぶるぶるっ!

良いサイズの黄金アジを釣り上げました。

こうして見ると、体表が金色に輝いているのがよくわかります。

普段スーパーや飲食店で見るアジと比べて、いかがでしょう?
色がぜんぜん違うのと、脂がのってお腹まわりなどが丸々としているのが特徴です。

その後も

釣れたよー!!!

と、初心者メンバーも見事に黄金アジをGET。

見たこともない謎の生物?を釣り上げる…などハプニングでも盛り上がりつつ、思い切り釣りを楽しむことができました。

ヱビス様と釣れてくれた魚に感謝しながら港へ。
釣った魚は全て持ち帰れます。

もちろん自宅でお料理するのも良いのですが、今回オススメしたいのは「飲食店への持ち込み」です。

調理も片付けも全部お任せして、おいしい魚とヱビスビール、そして今日の思い出を味わいましょう!

釣り人が営む居酒屋へ

お邪魔したのは五反田駅から徒歩5分ほどにある、居酒屋「おまつり本舗」さん。

こちらは店主が大の釣り好きで、店内には巨大な魚の魚拓や竿が飾ってあります。

普段から店主の釣った新鮮で美味しい魚が食べられると評判。

そんなおまつり本舗さんでは、「自分で釣った魚を持ち込んで調理していただく」ことが可能です!
(混雑時は難しいことがあるので、あらかじめお店に相談してください。)

釣りたての黄金アジを預けると、すぐに調理を開始。

鮮やかな包丁さばきであっという間に、アジが“生き物”から“食べ物”へ、その姿を変えていきます。

そうして少し待つと…

こんなに美味しそうなご馳走が並びました。

ここで2度目の乾杯!

今回は「魚に感謝」の気持ちを込めて、「いただきまーす!」

■黄金アジフライ

まずいただくのが、黄金色に輝くアジフライ。
実は私がオススメする「釣りアジ」レシピNo.1は、お刺身をおさえて“アジフライ”です。

釣ったばかりのアジはその身にたっぷり水分を含んでおり、揚げることで水分が外に逃げようと身を膨らませます。
しかし衣が蓋になって水分は逃げることができず、旨味とともに閉じ込められたまま。

よって、一般的なアジフライの概念を覆すほどの「ふわっふわ・じゅわわわ〜〜」を味わうことができるのです。

揚げたてサクサクのフライにかぶりつくと、歯がいらないんじゃないかと思うほどふわふわの身。そして噛むほどに滲み出してくる旨味のエキス。

そこに芳醇な旨コクをもつヱビスビールが加わると、これ以上の幸せはないんじゃないかと思うほど、濃厚な旨味が口中を占拠します。

丸々一匹で一枚という巨大なアジフライですが、何枚でもいけちゃいそうです!

■黄金アジの姿造り

釣りたては生臭さがなく、みずみずしく輝く身が食欲をそそります。
「黄金アジは脂がのっている」という情報の通り、噛むごとに澄んだ脂が滲み出して、旨味をまろやかに増長させます。

黄金アジの魅力をダイレクトに味わえるお刺身は、やはり外せません。

■黄金アジのエスニック炒め

パプリカ・エノキ・アボカドなどの野菜と、小麦粉をまぶして揚げたアジを炒めて、エスニック風のピリリと濃い味に仕上げた一品。
アジがまるで肉のような食感と味わいに変わり、食べ応えがありました。

こちらは店主が「ヱビスビールに合う料理を」と考えてくれたオリジナルレシピ。
料理の濃い旨味に、さらにヱビスビールの濃い旨味を重ねていくハーモニーで、箸もヱビスビールも思わず進んでしまいます。

■黄金アジのケジャン風味揚げワンタン

アジの身とケジャンをワンタンで包んで揚げた、こちらも店主のオリジナルレシピ。
食べてすぐはケジャンの香り・旨味がたちますが、噛むほどにアジの脂が沸いてきて、優しく調和してくれます。

自分たちで釣った魚は、新鮮であることはもちろん、感謝や愛おしさが沸くためか特別に美味しく感じます。

そして、「魚がかかったときの、ブルブルって感触は病み付きになるね!」「あのとき釣った、変な生き物って何だったの?笑」と、今日の思い出を振り返る楽しい会話が、料理やヱビスビールの美味しさを、更に引き立ててくれるのです。

ヱビス様も、そんな私たちを見ていつもよりニコニコと微笑んでくれているように見えました。

最後に

いかがでしたか。

ハードルが高いと感じられる釣りですが、実は手ぶらの初心者さんでも気軽に楽しむことができます。
釣った魚を料理してくれるお店もあるので、身近にある非日常な遊び「釣って食べる」をぜひ体験してみてください。

そして、そんな1日のお供にはぜひヱビスビールを。
「大漁祈願」「魚に感謝」
さらに、最高の仲間たちと楽しい時間を共有できた、今日という「めでたい」日に乾杯しましょう!

<本プランでお世話になったお店>
・釣り船屋 伝寿丸
http://www.denjyumaru.mobi/
・飲食店 おまつり本舗
https://omatsurihonpo.jimdo.com/

<本プラン全体の予算目安>
約11,000円(女性・子供は割引などあり)
・乗船代で6,000円(女性・子供割引あり)
・竿レンタル、針など購入で約700円
・調理代・お酒代で約4,000円
※船の料金などは変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
※飲食店での支払いは持込んだ魚の量や種類、ドリンクの飲んだ量などで異なります。予約時に確認してください。

<本プランのスケジュール目安>
今回は船を貸切(10人以上で要相談)にしたので、下記のスケジュールとなりました。
少人数で、他のお客さんと相乗りの場合は午前船(7:00集合)と午後船(12:00集合)があります。
9:30  伝寿丸に集合
    竿などレンタル、レクチャーを受ける
10:00 出港
10:30 釣り開始
14:00 釣り終了
14:30 帰港、片付け
15:00 移動
16:00 お祭り本舗へ到着し、魚を預ける
    宴会スタート
※船の営業時間は変更する可能性があるので、予約時に確認してください。
※おまつり本舗さんは、通常の営業時間は平日18:00〜、土曜19:00〜です。魚を営業時間の前に預けて、お料理していただく間に近くの銭湯で汗を流すなどがオススメです。
※お店の都合で、営業時間より前に食べさせてくださることもあるので、事前に電話で相談してみてください。

<オススメの持ち物>
・汚れて、濡れて良い服装(寒さや日焼けの対策はやりすぎなくらいで丁度いいです)
・100円均一で軍手やガーデニンググローブを買っていくと、魚や針で手を傷つけるのを防げます。
・100円均一で先の長いペンチなどを買っていくと、魚が針を飲み込んでしまったときなどに外しやすいです。
・★酔い止めは普段酔いにくい人も必ず飲むようにしましょう。
・タオルがあると、魚をつかんだり、汚れを拭いたりするのに便利です。貸してくれる釣り船屋さんもあるので、予約の際に確認するのがオススメです。
・★船の上で食べ物、飲み物の販売はありません。船に乗っている時間を計算し、予め購入していきましょう。

<その他>
・本プランは必ず魚が釣れることを保証するものではありません。自然が相手であることをご承知下さい。