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恵比寿の冬をあたたかく見守る、
バカラのシャンデリアの秘密。
サッポロビール本社のある東京・恵比寿の恵比寿ガーデンプレイスでは、毎年11月から翌年の1月にかけてイルミネーションイベント「Baccarat ETERNAL LIGHTS-歓びのかたち-」が行われます。いまやすっかり恵比寿の冬の風物詩となったバカラのシャンデリア。ところで、「シャンデリア」とはどういうものなのでしょう。いつ頃からつくられ始めたのでしょうか。今回は華やかなシャンデリアについてご紹介します。
豪華絢爛な照明器具=シャンデリア?
毎冬、恵比寿ガーデンプレイスでその煌びやかな明かりを灯し続けているイルミネーションイベントが「Baccarat ETERNAL LIGHTS-歓びのかたち-」です。24回目の開催を迎える2023年のテーマは「人が灯る、バカラ灯る。」。クリスマスツリーの設置やクリスマスマルシェも開かれ、クリスマス特有の温かな明かりや時間を楽しみに集まる人で、連日、大いに賑わっています。
オクスフォード英語辞典によると、シャンデリア(chandelier)とは、電球や燭台を支えるための腕木が2本以上ある、天井からつり下げられた照明器具のことを指します。「輝く」を意味するラテン語candereが語源とされ、それが「ロウソク」を意味するcandelaとなり、さらにフランス語でchandelleという語が生まれ、そこから生まれたchandelierが英語でも使われています。
中世初期のヨーロッパの教会や修道院の大きなホールを照らすのに利用されていましたが、もともとは木製の十字架型でロウソクを立てるだけのシンプルなつくりだったようです。しかし時代を経るごとにその形状は複雑かつ装飾的になり、宮殿や上流階級の邸宅などを豪華絢爛なものに見せる“ステータス”になったとされています。いまでも、景気がよくなるとシャンデリアがよく売れるといわれます。
ただ、現在よく目にするのはクリスタルガラスのシャンデリアですが、クリスタル製が登場するのは19世紀以降。それまでは、真鍮製で長くカーブした腕木のシャンデリアに多数のロウソクを設置するタイプが多かったとされています。
バカラシャンデリアに隠された、「レッドオクトゴン」とは?
なかでもフランス・パリに本社を置くバカラ社は、250年以上の歴史をもつクリスタルガラスの名門。さまざまなデザインやスケールのシャンデリアを制作してきました。恵比寿ガーデンプレイスに設置されているバカラシャンデリアは高さ約5m、幅約3m、クリスタルパーツ総数8500ピース、ライト総数250灯。その制作には、フランス文化の最も優れた継承者たるにふさわしい高度な技術を持つ職人に与えられる称号「フランス最優秀職人(M.O.F)」をもつ13人によるバカラ熟練の技と、1万5000時間もの長い時間が要されているのです。
恵比寿ガーデンプレイスにあるのはそんな世界最大級のシャンデリアですが、実は、なかにひとつだけ、雫のような赤いクリスタルが交じっています。それは「レッドオクトゴン」と呼ばれる八角形のクリスタルピースで、バカラのシャンデリアであることの証明となっています。訪れた際にはぜひ探してみてください。
さらに2023年の「Baccarat ETERNAL LIGHTS-歓びのかたち-」では、4年ぶりにクリスマスツリーが設置されています。使用されているもみの木は、日本全国から集められた情報をもとに半年以上かけて厳選された、バランスのよい樹形のもの。高さ10mのツリーには「くるみ割り人形」をモチーフにしたものなど300以上のオーナメントが取り付けられ、恵比寿ガーデンプレイスの来場者を出迎えています。
冬の恵比寿の街と訪れる人々を温かく照らすバカラシャンデリア。同じ恵比寿で生まれたヱビスビールも、彩りのあるビール時間を、これからもお届けします。