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もうすぐ土用の丑の日! 自宅でつくる蒲焼は、タレにこだわるのが一番!
7月20日に迫った土用の丑の日。
丑の日はおいしい鰻(うなぎ)の蒲焼を食べてこれから来たる夏に向けて、スタミナをつけたいところ。
じつは、1年に複数回訪れる「土用の丑の日」ですが、イメージするのはだいたい夏へと向かう季節の変わり目という方も多いはず。
ところで、 “丑の日”とは言うものの、食べるものは“鰻”。そもそもなぜ、土用の丑の日に鰻を食べるようになったのはどうしてなのでしょうか。これには諸説あります。
・江戸時代を生きた発明家・平賀源内が夏に売れない鰻をPRするために「けふ(今日)は、土用丑の日」と書いた張り紙を出したことで大繁盛した
・夏バテしやすい季節には“精が出る食べ物を”と、奈良時代から栄養価が高いとされていた鰻を食べるようになった
などが一般的には知られています。
ほかにも、「スタミナがつきやすいとされる黒い食べ物を」「丑の日にちなんで、“う”から始まる食べ物を」など、土用の丑の日にまつわる説はまだまだたくさんあります。
そんな諸説ある土用の丑の日ですが、定番中の定番である「鰻の蒲焼を食べたい」と考えるのはごくごく自然なこと。じつは、蒲焼をおいしく食べるためにはタレにこだわるのがおすすめなんです。
ということで、今回は、家庭料理のプロにおいしい蒲焼タレの作り方を伝授していただきました。今年の土用の丑の日はタレに注目して、夏の暑さに負けずに立ち向かいましょう!
おいしいタレを作るコツは、アルコールをしっかり飛ばすこと
\教えてくれたのはこの方!/
こじまぽん助さん
分子調理学研究家。料理レシピサイトに投稿した「鰻の蒲焼タレ」のレシピで、多くの支持を獲得した経験がある。
「日本の家庭料理をもっとおいしく」をコンセプトに、家庭でも簡単に作れるレシピを数多く提案するこじまさん。
こじまさん:プロのシェフにとっては当たり前のような調理ポイントでも、家庭にはなかなか浸透していなかったりします。そんなポイントを料理に取り入れることによって、いつもの料理もグッとおいしくなるんです!
それではさっそく、おいしい蒲焼タレの作り方を教えていただきました。
蒲焼タレの材料
【材料(4人分)】
・酒:大さじ4
・みりん:大さじ4
・砂糖:大さじ4
・醤油:大さじ4
作り方
①酒とみりんを鍋に入れる
②沸騰させて、アルコールを煮切る(目安は30秒〜1分程度、鍋からアルコールの香りが漂わなくなるまで)
③砂糖と醤油を鍋に加える
④半量〜1/3程度まで煮詰めて完成!
ポイント
・火の強さは、終始中火〜強火くらい
・小さめの鍋を使うと、煮詰め具合のコントロールをしやすい
・アルコール分を含んだ酒とみりんを先に煮切ることで、醤油の香ばしい風味が残ってより深みのある味わいに
・生醤油より一般的な黒い醤油を使用するほうが、濃厚な味わいになるのでオススメ
・火を止めた後、最後に醤油を数滴垂らすことでさらに香りが立ちます
・冷めると、とろみが付いてタレ感が増します
こじまさん:ちなみにこのタレ、結構万能なんです。鰻以外にも、秋刀魚の蒲焼やポークソテーのタレに使ってもおいしいんですよ。
もっとおいしく鰻を楽しむには……?
タレが完成したら、鰻を温める際にもちょっとしたポイントがあるのだそう。
こじまさん: 市販の鰻に元々付いているタレは、味よりも見栄えに重きを置いていることが多いので、温める前に水かぬるま湯で洗い流すといいですよ。それから、酒を大さじ1程度かけて、魚焼きグリルで温めてみてください。「まさか?」と思うかもしれませんが、これで味がグッと変わります。
このとき、軽くタレを塗ってから温めると香ばしさが増すのでオススメです!
また、最後に鰻をより楽しむための「盛り付けのポイント」も教えていただきました。
こじまさん:レシピをご紹介するときには盛り付け方も合わせてご紹介しているのですが、盛り付けにもこだわることで、より“らしさ”がアップするんです。鰻の場合は、頭が左・しっぽが右にくるように盛り付けると豪華に見えるのでぜひ試してみてくださいね。
「鰻の蒲焼は、焼き方にポイントがあるのでは?」と思いがちですが、じつはタレにもこだわることでより一層おいしく楽しむことができるんです。
ふっくら焼いた鰻に、香ばしいタレをかけて、ちょっぴり高級感のある盛り付けをして。
いつものレシピにほんの一手間、10分ほどで完成する蒲焼タレを添えるだけで、ちょっぴり特別な土用の丑の日のセッティングが完成。
ふっくらジューシーな味わいのうなぎには、深いコクでキリッと締まるヱビスビールがぴったり。
栄養たっぷりの蒲焼とヱビスビールで、来たる夏に向けて乾杯!それが「YEBISU Day」。
これからの暑い夏も、元気に楽しく過ごしましょう!