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ヱビスを超える、ヱビスの最高峰!リニューアルした「ヱビス マイスター」

ヱビスを超える、ヱビスの最高峰!リニューアルした「ヱビス マイスター」


120年以上もの時も愛され、その時代その時代の技術者たちが「もっとおいしくしよう」と心を込めて造り上げてきた、「ヱビスビール」。
技術者がお客さまの声に耳を傾け、至福の時間、至福のコクをもたらすよう改良を加えた、ヱビスの最高峰。それが「ヱビス マイスター」だ。
今回は生産技術本部製造部の桜井さんに話を伺いました。

桜井慶太郎


サッポロビール株式会社/生産技術本部製造部 マネージャー ブリューマスター

■2017年に生まれ変わる「ヱビス マイスター」

— 2016年に誕生した、ヱビス マイスターがリニューアルするとお伺いしたのですが、どんな背景があるのでしょうか?
桜井さん:
ヱビス マイスターは「ヱビスの最高峰」として2016年に誕生しました。しかし、現状に満足することなく更なる高みを目指す必要があると考えたのです。
そのために、試醸・品評を重ね、リニューアルを実施することとしました。

— リニューアルに伴い、どこが新しくなったのでしょうか?また、苦労したポイントを教えてください。
桜井さん:
リニューアルに伴い、「ロイヤルリーフホップ」の使用量を増やすことで、商品特徴である「ふくよかな薫りと研ぎ澄まされたコク」に磨きをかけました。

現行品のヱビス マイスターの完成度が極めて高かっただけに、どこを変えればより良くなるのか、その突破口を見出すことに苦労しました。
最終的には「ロイヤルリーフホップ」の使い方に至りましたが、そこでもホップの使用量や添加方法等について多くの議論を重ね造り込みました。

— リニューアルによって完成度が更に高くなったということですね。そもそもヱビス マイスターはどのように開発されたのか詳しく教えてください。

■ヱビスの最高傑作として生まれた「ヱビス マイスター」


— ヱビス マイスターは、どのようなタイミングでなぜ誕生したのでしょうか?
桜井さん:
1890(明治23)年にヱビスビールが誕生し、長い歴史と伝統に支えられた従来のヱビスビールでも、プレミアムビールとして私たちの自信と誇りが詰まっています。そこからさらにその上を行く最高峰のビールを作ろうと、ヱビスを知り尽くした現場の50名以上の技術者とブリューマスターの英知を結集して生まれたのがヱビス マイスターです。

— 原料や製造工程もヱビスビールとは違うのですか?
桜井さん:
初めに、目指す方向性とベクトルを合わせ、工場、開発部門で施策を行い、評価を進めていきました。その中から、最も評価の高いものを複数選び、さらにブラッシュアップしてたどり着きました。

— 結果的にヱビス マイスターは従来のヱビスとはひと味ちがうわけですね。
桜井さん:
従来の工程だけでは作り上げることが出来ない、手作業を組み合わせた、手間暇かけたものに仕上がっています。ヱビスの最高峰を目指す上で、クラフトビールの様にすごく苦いとか、香りがユニークだとか、特徴があれば良いというわけではありません。今の日本の食卓に並ぶ和洋折衷のどの様な料理にでも合わせられ、「これ一本で満足出来る」ビールです。

— マイスターの特徴としてあげられるのは?
桜井さん:
ふくよかな香りと、研ぎ澄まされたコクがポイントです。従来のヱビスの香りをさらに磨き上げ、ホップ香を組み合わせることでこの香りを実現しました。コクについても、技術者やブリューマスターたちの侃々諤々の議論の末に実現しました。

— それでは、沢山の開発者たちの想いが詰まったヱビス マイスターの裏側を教えて下さい。

■ヱビス マイスターに込められた技術者たちの想い


— 先ほどの話にもあった試醸品の評価ですが、その背景を教えてください。
桜井さん:
ヱビスを製造する各工場で「ヱビスの最高峰」といえるものを実際に試醸し集めました。実際に集まったものを共有してみると、各工場の技術者たちのビールに対する想いやアイディアは本当に多種多様で驚きました。その中でも、技術者たちは「ヱビスを超えるヱビスとはどんなものなのか」試行錯誤をしていたようです。

— 原料を変えたり、工程を変えたり、各現場にとっては苦労も多かったのでは?
桜井さん:
例えば、香りを追求するために、工程として現場の手間も明らかに増えています。さらに原料には従来のヱビスビールとは違う新しいホップ、「ロイヤルリーフホップ」を採用しています。定期的にドイツのホップ情報を仕入れに行く中でこのホップに出逢いました。現地の生産者側や購買部と、サプライチェーンの見直しも含め、あらゆる調整をして調達が実現しました。

— 数々の困難を乗り越え…まさに誇りと想いの詰まったビールですね。
桜井さん:
長年ヱビスの製造に携わって来た技術者でも、「本当にヱビスを感じさせ、そのさらに上をいくものが出来たな」と感じました。

■新しくなったヱビス マイスターのおすすめの楽しみ方は?


— ヱビス マイスターの楽しむためのおすすめの料理などはありますか?
桜井さん:
さっぱりした和食にも良く合います。
ヱビス マイスターはコクを追求し、飲み応えを出しています。
苦味が強すぎたり、アルコールが高かったりすると和食に合わないのですが、ヱビス マイスターは、ヱビスとは明らかに違うコクを感じながらも、日本の食文化と合うように開発しています。
アルコール度数はヱビスが5%なのに対して、5.5%とやや高めですが、和食とバランスよく合わせれます。もちろん、比較的味が濃い食事とも楽しむことができます。
そういう意味では和食みたいなものと合わせることもできるし、味わいのある料理とも合わせられる。ワインなどのニュアンスに近いところがおもしろいと思っています。

— 1本で様々な料理とあわせられるビールなのですね。
桜井さん:
和洋折衷、イタリアン、さまざまな食事と合わせて、これ1本で満足してもらえると思います。
ただ、私たちとしてはできればたくさん飲んでほしいですね……。

— ありがとうございます。

プレミアムビールとして、その地位を確立しているヱビスビール。
それを超え、完成後が高まったリニューアルした「ヱビス マイスター」。
今日は、少しリッチにヱビス マイスターで決まりかもしれない。

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