海山の大景観を楽しみ、郷土の美味を堪能する。

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日本にはヱビスがある。

子育ては時に負担を感じるが、日々成長していく姿に接するのはかけがえのない楽しみであり喜びともいえる。ただし、幼い子ども連れの旅行は周囲への気遣いが欠かせないので、ためらう人も少なくないだろう。そんな心配はまったく無用という嬉しい特急列車が「あそぼーい!」だ。温泉地で知られる九州の別府駅から、世界最大級のカルデラ火山の麓に位置する阿蘇駅までの約110㎞を結ぶ4両編成。まずは車体にさまざまな姿と表情で描かれた101匹の「くろちゃん」(犬のキャラクター)が、子どもたちを出迎えてくれる。

豊かな郷土料理とともに、5種類のヱビスを味わう。

乗車後は3号車「ファミリー車両」の「木のプール」が大人気だ。無数の小さな木の球が敷き詰められており、それを集めてはしゃぐなど、砂場のようにして遊ぶという。2人掛けの窓側を子ども専用の小型にした珍しい「白いくろちゃんシート」も設置。親子で一緒に景色を楽しむこともできる。沿線の名物スイーツや飲み物などを販売する「くろカフェ」も併設しており、まさに「走る遊園地」なのである。車両の前後(1号車と4号車)には全面展望の「パノラマシート」があり、別府湾から雄大な阿蘇五岳まで、海と山のダイナミックな景観に圧倒される。九州は別府などの温泉に加えて、郷土料理が多彩だ。そこで時節はやや早いが、ヱビスビールのギフトセットをお歳暮として持参した設定で、料理をアレンジした。写真の左端は「一文字ぐるぐる」。「ひともじ」とはネギの別称で、さっと湯がいてから白い根元を芯にして青葉をぐるぐると巻き、酢味噌ともろみでいただく。巻き寿司は酢じめのコノシロ。シンコ、コハダ、ナカズミと成長に伴って名称が変わる出世魚であり、体長が15㎝以上になるとコノシロと呼ばれる。これらのバラエティ豊かな料理に合わせるのは、同じく色とりどりの缶を揃えた「ヱビス5種セット 和の芳醇入り」。同じヱビスビールでもテイストが異なるというだけでなく、それぞれの缶の色をイメージさせる香りと味わいが感じられるはずだ。

特急「あそぼーい!」
特急「あそぼーい!」

JR九州が運行。もともとは九州を横断する豊肥本線西側の熊本~宮地間を走っていたが、2016年の熊本地震で一部区間が不通となり、東側の別府~阿蘇間に変更された。当面は来年2月までの金・土・休日・冬休みを中心に1日1往復。3月以降は要問い合わせ。

酢じめにしたコノシロの巻き寿司。甘さを控えめにした酢めしに和えた白ゴマがアクセント。デリケートな食感と味に、「ヱビス 和の芳醇」の繊細な香りと味わいがよく似合う。

酢じめにしたコノシロの巻き寿司。甘さを控えめにした酢めしに和えた白ゴマがアクセント。デリケートな食感と味に、「ヱビス 和の芳醇」の繊細な香りと味わいがよく似合う。