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ヱビスビール発祥の地である恵比寿には、ヱビスビールの貴重な歴史的資料や遺構を見学したり、様々なヱビスビールを味わうことができる「ヱビスビール記念館」があります。
約130年前、当時(1890年2月)まだなにもなかった土地に建設された醸造所から始まったヱビスビール。今もなお愛されるヱビスビールの魅力を満喫できる記念館について、ヱビスビール記念館館長の大登貴子さんにお話を伺いました。

ヱビスビール記念館の魅力と楽しみ方

―ヱビスビールの長い歴史を残す記念館の一番の魅力とは何でしょうか?

大登館長:約130年前の恵比寿はなにもない原っぱでしたが、そこに一つのビール醸造所ができてだんだんと棟が増え、エリアが増え、貨物線が引き込まれて恵比寿の街ができていきました。
現在の発展を遂げた恵比寿の街からこの館内に入った瞬間、約130年前へタイムトリップができるところが一番の魅力だと思っています。

―ギャラリーに初めて来た人はどこに着目するとヱビスビールの面白さを一番味わえるでしょうか?

大登館長:やっぱり一番の見どころは、入り口にある写真だと思います。元々色のついていないモノクロの写真でしたが、今の特殊な加工技術で当時の色を再現してのせていきました。

我々も長年小さな白黒写真でしか見たことがなく、彩色加工をしていく中で今まで見えていなかった場所に人がいたり山があるということに気付きました。彩色が完成した時は私達も感動しましたね。
創業当時の写真に色をのせたことによって、写真と同じ時代に立って雰囲気を味わうことができるようになりました。

―なるほど。写真で歴史を感じた後、次の見どころとしてオススメなのはどこでしょう?

大登館長:ヱビスビールはその名の通り1890年からずっと恵比寿様がいるラベルになっています。ギャラリーには各時代のヱビスビールが並んでいますが、全てに恵比寿様がいます。約130年という時代の流れの中で、姿が変わりながらも必ずいる恵比寿様の変遷を辿っていくのも一つの通な楽しみ方だと思います。

また、日本の戦争を契機に廃止されていたラベルが、28年ぶり1971年に復活をしたところも見どころです。
1971年という激動の時代、よく復活の決断をしたと感じます。恵比寿様というアイコンタクトを入れて、Yからはじまるヱビスという商品名で復活させた経営者判断をギャラリーから感じていただけると思います。

―ヱビスビール記念館のさらなる魅力として、リニューアル後に設定されたツアーにはどんなポイントがあるのでしょうか?

大登館長:改装前の旧恵比寿麦酒記念館は自由見学のみで、歴史をメインに展示していました。また、元々ビール工場があったため、ビールの製造工程をお見せする展示もありました。

しかし、展示一つ一つに意味があっても、自由見学だったので横のつながりやヱビスビールのストーリーをお伝えできていませんでした。そこで横のつながりとストーリーを見ていただくために、現在の形にリニューアルし有料のツアーをスタートしました。

どのように今の時代に繋がり、次の時代にバトンタッチしていくかというのは、やはりストーリーでないとわかりません。そこを伝えるために設定したのが一番の理由です。

―ツアーに参加するとストーリーを見て、聞いて、知って、その上で最後にビールを味わえるということですね。

大登館長:そうです。ストーリーを知ったあとでビールを飲むのと知らないまま飲むのでは、味わいが違ってきます。今のヱビスビールがどういう歴史を経て、出来上がったのかを知った上でよりビールを味わってもらうことがツアーの一番の魅力ですね。

休日には約300人のお客様がツアーに参加するので、ツアーが大変盛り上がりるんです。ツアー当日参加枠のために並んでお待ちくださるお客様もたくさんいらっしゃるほどです。

―テイスティングサロンはリニューアルで特に大きく変わった場所だと感じました。以前の試飲とは異なりしっかりとビールを味わうスペースになっているかと思いますが、狙いはなんでしょうか?

大登館長:あまり敷居を高くしないということがコンセプトなんです。ふらっと来てヱビスビールが生まれた場所で飲む安心感、ちょっとした優越感を楽しみながら感じていただきつつ、気軽に飲んでいただきたいなということでリニューアルしました。

ビジネスマンがゼロ次会に使用したり、一日のクールダウンに一人の時間を楽しむ方がかなりいらっしゃいます。当初我々が想像していた以上に「軽く飲む」という楽しみを見出してくださった方が多く、初期のスペースでは混雑するようになったため、2014年にコミュニケーションステージの周辺にもテーブルを増設しました。気軽に一杯だけ飲んだり、おもいおもいの時間を過ごしていただける「サードプレイス」として是非皆さんに使っていただければなと考えています。

定番で出しているヱビスビール以外にも期間限定の銘柄だったり、通常缶ビールでしか販売していないものを樽生(樽詰)ビールで提供したり、季節や旬にあわせてビアカクテルを出したりと記念館でないと飲めないヱビスビールがあります。

せっかくですから馴染みのない銘柄にチャレンジして、ビールのバリエーションを楽しんでいただきたいですね。

>※2019年7月価格改定でタンブラー\26,400(税込)、ペア\22,000 (税込)となっています。

―記念館のお土産で一番のオススメはなんでしょうか?おつまみからグッズまで魅力的な商品がたくさんあり、目移りしてしまいます。

大登館長:あえて一つだけ選ぶなら、イチオシはバカラのビアグラスです。美しいフォルムと輝きが至福の一杯に大きく変化させてくれます。お値段は少し奮発しますが、傷つきにくく割れにくい、ある意味で一生モノのグラスとしておすすめしています。

もともとキャンペーンでの景品のために作ったものだったのですが、反響がとても大きく購入したいという熱い声に応えて記念館でのみ発売しています。
ご来館いただけないと買えないものなのでビールを楽しむ一生モノのグラスとしてぜひご検討ください。

次の休日はヱビスビール記念館で過ごしてみては?

記念館でヱビスの誕生秘話や歴史を知ることで、更にビールを味わうことが出来る醍醐味を大登館長に語っていただきました。約130年前にタイムトリップして懐かしい空気を感じながらテイスティングサロンでビールを味わう、そんな休日があってもいいですよね。
テイスティングサロンで気負わずにビールが楽しめる、限定グッズを手に入れられる記念館の魅力は、是非足を運んで直接確かめてみてください。

・ヱビスビール記念館
https://www.sapporobeer.jp/brewery/y_museum/

・休館日
毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館日

・開館時間
11:00~19:00(入館は18:30まで)

・入館料
無料
※ヱビスツアー参加料:大人500円、中学生~20歳未満300円、小学生以下無料

・所在地
〒150-8522 東京都渋谷区恵比寿4-20-1恵比寿ガーデンプレイス内

・問い合わせ
TEL:03-5423-7255