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令和のお中元のトレンドは?
ギフトコンシェルジュおすすめの贈り物と包み方。
お中元やサマーギフトを考える季節。親族や上司、知人など、お世話になっている方に、夏にぴったりのセンスあふれる贈り物をしませんか。ギフトコンシェルジュの河野ひろこさんに、令和のお中元のトレンドや贈るアイデアについて、最新事情を教えていただきました。ヱビスビールと一緒に贈りたいおすすめアイテムや、紙や風呂敷を使って簡単にできるラッピングで、ひと味違うギフトを演出しましょう。
「建前よりも本音」が、令和のお中元のトレンド。
お中元やサマーギフトについて、特に令和の時代に見られるトレンドとして「建前よりも本音を大事にする傾向にあります」と河野さんは話します。
「贈答品における厳格な礼儀、たとえば熨斗を必ず付ける、お中元には保存がきく食べ物を選ぶべきといった建前や形式から、贈る相手に合わせて商品や形式を選定するようになったと感じます」
そうした流れの中で登場したのがサマーギフト。お中元は関東では7月1日から15日の間に贈るのがマナーですが、サマーギフトは夏の間であれば時期を問わず、熨斗がなくても大丈夫。贈り物の内容も、お肉や青果・冷凍品などから、最近ではオンラインでギフトを贈れる「eギフト」までと幅広いものになっています。
「以前と比べて、お中元よりも手軽なサマーギフトが10〜20代の方を中心に人気です。仕事上のお付き合いの多い30代以上は、従来のお中元の様式に従っている印象があります。ただ一方で、ビジネス関係でも仲のいい人が相手のときは、お返しなどに気を遣わせないようにサマーギフトの形式をとることもあるようです」
ある意味、関係性の中にしか正解はないということ。それが今の令和流なのかもしれません。肩書きの関係性ではなく、実際の付き合いを重視することが大切だと言えそうです。
カジュアルなスタイルでも、押さえておきたいマナーがある。
お中元でもサマーギフトの形式でも、最低限のマナーは押さえておきたいところ。まず、贈る品の価格帯については一般的に3,000円から5,000円程度と言われています。それ以上になると、ちょっと高すぎてかえって相手に気を遣わせてしまうとのこと。
また、「簡単でもいいのでラッピングはしましょう」と河野さん。不器用な人なら、デザインの美しい紙袋やリボン付きのラッピングバッグを活用するといいでしょう。
「あとは、そのギフトを選んだ理由だとか、相手を想う言葉をメッセージカードに一言添えると、プラスアルファで自分の気持ちを伝えられます。せっかく贈る相手に合わせて考えたモノ選びの理由があっても、モノを贈るだけでは伝わらないこともあるので、私は毎回メッセージカードを添えるようにしています」
何を贈るかは、相手のことをいちばんに考えて。
それでは実際のところ、何を贈るとよいのでしょうか。現代では、相手の好みやライフスタイルに合わせた贈り物を選ぶ傾向が強いそうです。毎朝コーヒーを飲む人にはコーヒーの豆や器具、お風呂が癒しの時間である人には入浴剤など。そのうえで、やはり相手の立場に沿ったギフト選びが重要だと、河野さんは話します。
「たとえばスイーツ。ひとり暮らしの方がホールケーキやバウムクーヘンをもらっても、同じ味を短い賞味期限内で食べきるというのがプレッシャーになることもあります。一方で、家族のいる方ならホールケーキでも1回で食べ切れる。なので、私はひとり暮らしの方には水羊羹やゼリーなど個包装で常温保存できるもの、家族暮らしにはかわいくてボリュームのあるお菓子を選ぶことが多いですね。自分が『これはいい』と思ったものを贈るというのも大事な要素ですが、相手のライフスタイルに合わせた配慮ができると、よりいいですね」
では、プライベートの見えない相手には、どのようなギフト選びをすればよいのでしょうか。
「私なら、無難なものだけどちょっと尖ったアイテムをご提案することが多いです。たとえば定番の素麺でも、カラフルなものを選んでみる。やっぱり定番のものは皆さん知っていて、驚きや発見が少ないでしょう? だから、『こんな色や形や味もあるんだ』と喜んでいただけるように、新しさを取り入れて冒険する選び方も提案しています」
続けて、河野さんに今年、注目のギフトを訊きました。
「いまの人気は、消え物で負担になりにくいスイーツやフルーツですね。なかでも、爽やかな酸味が夏らしいレモンケーキは近年のブームです。また、注ぐだけで手軽に美味しく楽しめる、リキッドタイプの冷たい紅茶やスパークリングティーも、暑い夏にはおすすめ。茶葉やティーバックに比べて手間がかからず、それでいて高級感もあります」
夏に贈るヱビスビール、ちょっと差のつく贈り方とは?
よく冷やしたビールも、暑い夏にはぴったり。ギフト選びのプロである河野さんが考える、「夏に贈りたいヱビス」はどんなセットなのでしょうか。
「ギフト限定商品の『ヱビス マイスターセット』は、あまり物欲はないけれどお酒はよく嗜むというタイプのお父さんに贈りたいですね。日常的に味わっているビールとはまた違う、贅沢な気分を味わっていただけるプレミアム感があっていいなと思っています。『ヱビスアソートセット(下の写真)』はビール好きな友人に、気分に合わせたヱビスビールを自分へのご褒美として仕事終わりに飲んでもらえたらいいですね。『ヱビスカジュアルギフト』はひとり暮らしをしている兄弟やいとこに贈って、友達を招いたホームパーティーでみんなで楽しんでもらうこともできるなと思いました」
さらに、ビールとあわせて贈るとより相手がうれしくなるアイテムも伺いました。
「まずはビールグラスやタンブラー、うすはりなど。器にこだわるだけでビールを飲む気分が上がりそうですよね。次に酒の肴。塩分が多いものを晩酌につまんでいただけるといいのかな。おすすめは中華のお惣菜。唐辛子がピリッと効いたエビチリをがっつり食べながら、冷えたビールをグイッと飲むのが最高です。ご家族と一緒に召し上がっていただくこともできます。あとはビアカクテルサーバーも、最近はおしゃれで機能的なものがあるので、ビールにこだわりがある方にぴったりではないでしょうか」
今年の夏ギフトは、自分で包んでみよう。
最後に、誰でもできる簡単なラッピング方法を2つ、河野さんに教えていただきました。
熨斗シールを使って、「お中元らしさ」を演出
まずは、ヱビスビールの6缶セットを紙で包む方法。今回用意した包み紙は涼しげなペールブルーの色味で、夏にぴったり。青海波は縁起のいい文様で、相手への感謝や心遣いを表現できます。
①ヱビスビール6缶パックをぐるっと一周できる長さの包装紙と、市販の熨斗シールを用意。
②包み紙を6缶セットの横幅に合わせてカットし、手前に両面テープを貼り付ける。
③缶を逆さにして、文様の向きにも気をつけながら包んだら、底面で両面テープを貼り合わせる。
④再度ひっくり返し、上部に熨斗シールを貼ったら完成。
熨斗シールとは
文具店などで簡単に手に入る熨斗シール。付箋になっているものや、シールで貼り付けるタイプがあります。サマーギフトのようなカジュアルな贈り物でも、手軽に品のよさを演出できます。
風呂敷を使って、サステナブルな意識と高級感を加味
次は、風呂敷でヱビスビールの箱入りセットを包んでみましょう。繰り返し使える風呂敷はサステナブルなアイテムであり、汎用性が高いのも魅力的です。今回は、表と裏の両方の柄が見える「お使い包み」を教えていただきます。
①「ヱビスビール ギフトセット」の3倍程度の大きさの風呂敷を用意。
②風呂敷の表にしたい部分を下にして広げ、真ん中にヱビスビールの箱を置く。
③手前の端を持ち上げて箱の下に入れ込む。
④奥の端を手前にかぶせ、余った部分は下に折り込む。
⑤左右の端を中央部分を引っ張り上げてシワを伸ばしながら折り畳む。
⑥そのまま箱の中央で結び目が平行になるように真結びをして完成。このとき少し捻って、裏地がちらりと見えるようにすると、色のコントラストがおしゃれ。
こちらの記事でもヱビスビールの素敵なラッピング方法をご紹介しています。
ひと工夫で差がつく!?プロが教える、ちょっとした手土産で使えるラッピング!
いよいよ夏本番。大切な人の顔を思い浮かべながら、ふさわしい商品を選び、心を込めて贈ってみませんか?
河野ひろこ(株式会社スマイルレーベル 取締役)
ギフトコンシェルジュ/コンテンツライター/縁起物アドバイザー。看護師時代に培ったホスピタリティを活かし、贈り相手の「人となり」を想像したプレゼントの見立てを得意とする。子育てに奮闘しながらも、週1回以上の東京まち歩きとショップ巡りがライフワーク。
https://smilelabel.jp/
文・さつま瑠璃 写真・河内 彩