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春の海の恵みを味わう贅沢レシピ

春の海の恵みを味わう贅沢レシピ
この季節に美味しい金目鯛と蛤という、どちらも主役級の食材合わせたちょっと贅沢な一皿。

蛤は夫婦和合の象徴

3月といえば雛祭り、蛤のお吸い物が定番です。

蛤は上下2枚の貝殻がピッタリと重なり、他の蛤の殻ではではうまく合いません。そのため「夫婦和合」や「良縁」の象徴として、雛祭りや結婚式などに欠かせない縁起のいい食材とされています。また、この特徴から、平安時代には金箔などで美しく彩色された蛤の貝殻を使った「貝合わせ」という優雅な遊びもありました。ちなみに、蛤は俳句で春の季語になっており、これから始まる潮干狩りの主役でもあります。

江戸時代に貝合わせに興じる様子を喜多川歌麿も描いている
江戸時代に貝合わせに興じる様子を喜多川歌麿も描いている。あけら菅江<朱楽菅江>//〔編〕,喜多川歌麿//図『潮干のつと』,耕書堂蔦屋重三郎,〔寛政初頃〕刊. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/1288344

昔は各地の海岸でよく採れた蛤。しかし、昭和の後期から護岸工事や水質の変化など環境の変化で激減。国産の蛤は稀少品となってしまいました。いまスーパーや市場で見かけるものは輸入品が多く、潮干狩りで採れる蛤でさえ、輸入した稚貝が育ったものがほとんどです。
殻ごとの酒蒸しや焼き蛤は、お手軽なのにお酒が進みます。

金目鯛はなぜ「金目」?

今回、贅沢に蛤と合わせるのが金目鯛。日本各地で年間を通して水揚げされる魚で、夏の産卵期以外は美味しく食べられます。なかでも寒い時期の金目鯛は特に脂が乗っているためおすすめ。近年は産地によってブランド魚にもなっており、高級魚のひとつです。

金目鯛はなぜ「金目」?
鮮やかな赤い魚体が特徴。身は軟らかく小骨が少ないため、老人や子供にも食べやすい。takagix / PIXTA(ピクスタ)

ところで、名前に「鯛」とついていますが、「真鯛」などタイ科のお魚とはまったく異なるキンメダイ科の代表です。金目鯛はなんといっても大きな目が特徴。この目の奥に光を反射する器官があり、角度によって金色に光るのが金目鯛の名前の由来になります。深海で暮らすため、反射板を使ってわずかな光を集め、餌を見つけているのだそうです。

煮付けにすることが多い金目鯛ですが、刺身や焼き物にしても美味。私は干物にしてヱビスビールの肴にするのが好みです。

このレシピは、どちらも主役級の食材である蛤と金目鯛をあっさりとした塩味で仕上げました。それぞれの味わいはもちろんですが、両方の旨味が出た煮汁も美味しいですよ。ぜひお試しあれ!

金目鯛と蛤の塩煮(2人分)

材料

  • 金目鯛切り身…2切れ
  • 長ネギ…1/3本
  • 人参…50g 生姜…10g
  • 蛤…200g
  • 昆布…15センチ
  • 酒…100ml
  • 水…100ml
  • 塩、砂糖…小さじ1/2

作り方

  1. 長ネギ、人参、生姜は千切りにする。
  2. フライパンに昆布をひき、金目鯛と1をのせ、蛤を周りに置く。
  3. 酒、水、塩、砂糖を加えて火にかけて煮汁が少し残る程度に、5〜7 分煮る。蛤は口が開いたら、取り出しておく。
  4. 皿に盛り付け、煮汁をかける。

金目鯛と蛤の塩煮

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