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春爛漫! たけのこのグリル
親思いの中国の政治家から名前がついた孟宗竹。
たけのこは「竹の子」とも書くように、竹の地下茎から出る若芽の部分です。春先、地面から芽が出かけているものをたけのことして私たちは食しているのです。
日本で最も多く食べられ、4月に「たけのこ」として店頭を賑わすものが、「孟宗竹(もうそうちく)」。幹の直径は18cm程度、高さは20mを超え、日本でも最大級の竹になります。江戸時代に中国から琉球を経由して伝わってきたとされていますが、“孟宗”とは三国時代の呉の国の政治家の名前。病気の母のために雪の中にたけのこを掘りに行った孝行者だったといいます。
孟宗竹の原産は温暖な気候で知られる中国の江南地域。日本でも全国で生産されていますが、令和元年の調査によると1位は福岡県、2位は鹿児島県、3位が熊本県と、温暖な九州が上位を占めています。なかでも料亭などで用いられる高級品として有名なのが、福岡県北九州市などで産出される「合馬(おうま)たけのこ」。粘土質の赤土の土壌で、土を10〜20cm盛る「客土」という作業を行うため、地中で育つ時間が長くなり、柔らかくアクの少ないたけのこができるそうです。収穫後はシュウ酸というエグ味成分が増えやすいたけのこだからこそ、合馬たけのこはいつか採れたての刺身でいただきたいものですね。
孟宗竹以外にもある、たけのこの種類。
孟宗竹の収穫が終わる5月から旬を迎えるのが「真竹(まだけ)」。日本の竹林面積20万ヘクタールのうち、約7割が真竹林になります。別名「苦竹」とも言われますが、こちらも採れたてはアク抜き不要と言われるほど美味しいたけのこです。成長した真竹は20m程ありますが、直径15cm程と孟宗竹よりも比較的細身。皮目が美しく、おにぎりを包む竹の皮に使われています。
さらに細身の直径3〜10cmのたけのこが「淡竹(はちく)」。こちらも採れたては柔らかく生でも食べられ、黒っぽくすべすべとした皮が特徴です。
和中洋とどんな料理でも美味しくいただけるたけのこですが、今回は獅子唐と紫玉ねぎと一緒に彩り鮮やかなグリルにしました。シンプルに焼いたたけのこはヱビスビールのコクと相性抜群。ぜひお試しあれ!
たけのこ・獅子唐・紫玉ねぎの野菜グリル
材料(3 人分)
- たけのこ 300g
- 紫玉葱 1 個
- 獅子唐 50g
- オリーブオイル 適量
- 塩 適量
- 胡椒 適量
- 木の芽 適量
- 生姜 15g
- 醤油 大さじ 1
- 酢 大さじ 1
- みりん 小さじ 2
作り方
- たけのこ、紫玉葱を 各々六つ切りに切る。
- フライパンにオリーブオイルを入れ、中火で材料ごとに分けて、塩胡椒を振りながらしっかり焼きつけていく。
- 生姜を針生姜にし A の材料を馴染ませながら合わせて生姜醤油タレを作る。
- グリルした野菜を器に盛り付け木の芽を飾る。
- 食べる際にタレをお好みの量かけていただく。