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【12月】クリスマスに楽しみたい、
ミートローフとシュトーレン
旬のものを焼く・煮る・彩りを添えて、季節のごはんをいただきゆっくりヱビスで乾杯する。家でできる小さなしあわせのヒントをあなたの日々に届けられたら幸いです。
和名で「師走」というように、12月に入ると仕事や新年を迎える準備など、センセイと呼ばれる人たちも走るほど忙しい日々が続きます。日が一番短くなる22日の冬至を迎えると、すぐにクリスマス。しばし忙しさを忘れて、寒さに縮こまる身体を温め、心も躍るような聖夜のメニューを用意し、ゆったりと過ごしませんか。
肉汁がぎゅっと詰まった「レーズンとくるみの入ったミートローフ」
いづいさんのひとこと
忙しい年末も、クリスマスだけは少し贅沢な料理でお祝いしたいもの。なかでもおすすめはミートローフ。混ぜた材料をオーブンで焼くだけの手軽さながら、ひと皿で食卓を華やかにしてくれます。ジューシーに仕上げるコツは、手先がハンドミキサーになったかのように、ひき肉とみじん切りにした玉ねぎを手でしっかり混ぜて撹拌し、生地に均一感を出すこと。焼き加減も決して焼き過ぎず、生地がふわっとふくらみ始めたところでオーブンから取り出すとよりジューシーに仕上がります。さらに、食感のアクセントになるくるみやレーズンをプラスすることで、一気においしさが広がります。ほか、コロコロとダイス状に切ったプロセスチーズやスモークチーズ、ベーコンなどを入れてコクを出すのもおすすめ。クリスマスらしくブロッコリーやパプリカを混ぜ込むと、断面の彩りがきれいになります。
レーズンとくるみの入ったミートローフ 印刷用レシピページはこちら
*材料* 18㎝パウンド型1台分
A- 合いびき肉…300g
- 玉ねぎ(みじん切り)…75g
- パン粉…1/3カップ(牛乳に浸しておく)
- 牛乳…50㏄
- 卵…1個
- 塩…小さじ1
- シナモン、ナツメグ…各小さじ1/3
- イタリアンパセリ(みじん切り)…2〜3本
- くるみ(粗みじん)…25g
- レーズン…25g
- ケチャップ…大さじ1
- 中濃ソース…大さじ1/2
- しょうゆ…大さじ1/2
- 水…大さじ1
- バター(有塩)…10g
- ベビーリーフ…適量
*作り方*
① 混ぜる
ボウルにAを入れ、手早く、粘りが出るまで手で混ぜる。くるみとレーズンを加え、むらなく混ぜる。
手先がハンドミキサーになったかのように、しっかり手で撹拌してください。目安としては、生地に粘りが出て手にくっつくまで。よく混ぜることでジューシーに仕上がります。
② 焼く
型に油(分量外)を少々ぬり、①を詰めてアルミホイルをかぶせる。160℃に予熱したオーブンで、焼き汁が出てふっくらとするまで30~40分焼く。
コツは、焼き過ぎないようにすること。肉の表面が白っぽくなり、ふわっと山のようにふくらんだら焼き上がりの合図です。竹串を刺してみて、赤い肉汁が出てこなければOK。
③ 盛り付ける
オーブンから出し、余分な肉汁を切ってから重しをのせる。粗熱が取れたら型からはずし、好みの厚さに切り分ける。Bを耐熱容器に入れ、電子レンジ(600W)で10~20秒ほど加熱し、混ぜ合わせる。切り分けたミートローフに、このソースとベビーリーフを添える。
リッチな味わい!
スパイスが効いた、ドライフルーツとナッツがぎっしりの「シュトーレン」
いづいさんのひとこと
クリスマス近くになると店先で見かけるのは、ドライフルーツとナッツの食感が魅力でスパイスの香りが鼻を抜ける、味わい深いお菓子・シュトーレン。今年は、クリスマスを待ちながら生地の熟成を楽しめる、手作りシュトーレンに挑戦してみませんか。賞味期限が2週間と長いので、焼きたてのカリッとした香ばしさから、熟成が進むにつれてフルーツや洋酒の風味が生地に染み込み、味わいが増していく過程を楽しめるのもシュトーレンの醍醐味です。食感や香りを楽しめるフィリングは、たっぷり入れるのがわが家の好み。中身があふれてしまわないように、2回に分けて押し込むように入れるのがコツです。シュトーレンはクリスマスのみならず、春先はアールグレーの茶葉にしたり、夏は柑橘系のドライフルーツにしたり、秋はほうじ茶にしたりとフィリングや生地を変えるだけで、1年中楽しめます。
シュトーレン 印刷用レシピページはこちら
*材料* 9×16㎝の1本分
A- 薄力粉…50g
- 強力粉…50g
- アーモンドプードル…25g
- 砂糖…25g
- バター(有塩、1㎝角に切り分ける)…25g
- 溶き卵…1/2個分(25g)
- 牛乳…25cc
- ドライイースト…3g
- シナモンパウダー、ナツメグパウダー…各小さじ1/2
- アーモンドスライス…25g
- くるみ…25g
- オレンジピール(粗みじん)…25g
- ドライクランベリー…25g(ラム酒をまぶしておく)
- ラム酒…小さじ1
- バター(有塩)…15g
- 粉糖…大さじ1
*作り方*
① 混ぜる
フードプロセッサーにAを入れ、むらなく混ぜる。
② 生地にフィリングを入れる
まな板の上に薄力粉少々で打ち粉をし、①を置いてめん棒でのばし、10×15㎝の長方形に整える。Bのアーモンドスライス、くるみ各半量強を全体に散らして軽く手で押し込んだら、レーズン、クランベリー各半量強をスプーンで散らし、軽く押し込む。生地を奥から手前に向かって巻く。再度めん棒でのばして10×15㎝の大きさに整え、残りのフィリングを同様に散らし、奥から手前に向かって巻く。巻き終わりを上にし、生地を手で押して、今度は8×15㎝の長方形に整える。
2回に分けて入れるフィリングは、生地にしっかり押し込むようにしましょう。
③ 焼く
天板にのせ、170℃に予熱したオーブンで20~30分焼く。焼けたらバットに取り出す。バターをフォークに刺し、熱いうちに表面に塗る。人肌に冷めたら茶こしで粉糖をふり、好みの厚さに切り分ける。
世界のクリスマスにつきもののドリンクとは?
クリスマスの飲み物といえば、日本ではシャンパンやスパークリングワインが定番です。日本生まれのノンアルコール炭酸飲料「シャンメリー」を思い浮かべる方も多いでしょう。しかしヨーロッパでは、キリストの生誕を祝ったり、肉料理に合わせたりする側面から、赤ワインのほうがよく飲まれているそうです。
ドイツをはじめ、イタリアやフランスでは、赤ワインにシナモンやクローブなどの香辛料、オレンジピールなどのフルーツ、砂糖などを加えて温めた「グリューワイン」「ヴァン・ショー」も定番のドリンクです。日本では一般にホットワインと呼ばれ、寒い時季にぴったりのドリンクですね。
アメリカでは一般に、ろ過されていない無加糖のりんごジュースを「アップルサイダー」と呼びますが、これを温めた「ホットアップルサイダー」は、クリスマスや感謝祭の季節に欠かせない飲み物。他にも、北米では「エッグノッグ」と呼ばれるミルクに卵と砂糖を加えた甘いドリンクもよく飲まれます。そこにブランデーなどの洋酒を加えたカクテルとしてのエッグノッグは、世界の酒好きに愛されています。
他にもまだまだ、クリスマスにつきものの飲み物は世界中にいろいろあるようです。もちろん、暖かい部屋で楽しむ熱々の料理と冷えたビールという組み合わせもオツなもの。ついついケーキやメインディッシュにばかり目が行きがちですが、今年のクリスマスはドリンクにも凝ってみてはいかがでしょうか。
●ヱビスビール
1890年の誕生以来、本場ドイツのおいしさにこだわり続け、本物のビールの先駆者として、変わらぬおいしさを届け続けてきたヱビス。麦芽100%、ヱビス酵母、ふんだんに使用されたバイエルン産アロマホップ、そして長期熟成。吟味しつくされた原料と製法がつむぐ、旨味あふれる、ふくよかなコクをお楽しみください。
文・喜多布由子 写真・山本雷太