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古都・鎌倉の野菜と、レトロな江ノ電の旅。
雑誌Penで過去に掲載した記事から、過去に発売されたヱビスとともにおすすめの電車旅を紹介します。
日本にはヱビスがある。
「忙中閑あり」という言葉がある。忙しい中にも、わずかなヒマは必ず見つけられるという意味だが、東京近郊でそんな時間を短い旅として楽しむなら、古都・鎌倉をオススメしたい。
三浦半島の西側の根元に位置しており、南は相模湾に面し、背後の三方は山々が取り囲む。この地形を敵からの防御に有利な天然の要塞として、12世紀末から14世紀まで幕府が設置された。このため、鶴岡八幡宮や鎌倉大仏をはじめとして、寺社や史跡など古都らしい見どころが散在しているだけでなく、山と海がもたらす四季折々の自然と味を楽しむこともできる。
鎌倉野菜の甘さと旨味を、「ヱビス マイスター」と。
路面電車のレトロな雰囲気が漂う江ノ電(江ノ島電鉄)も見逃せない。2~4両の短い編成で、鎌倉から江ノ島などを経て藤沢までの約10㎞、15駅を結ぶ。開業は1902年(藤沢–江ノ島)。100年を超える歴史をもつ路線なのである。ゴトゴトと車体を左右に揺らしながらのんびりと走り抜けていく江ノ電に乗っているだけでも、いつもとはまるで違う別次元の時空を感じられるのではないだろうか。
いまの季節なら、長谷寺のアジサイが開花期にあたる(6月中旬~下旬)。長谷駅で下車して徒歩5分ほど。散策路には約2500株・40種類にもおよぶアジサイが植えられており、淡い虹色になった花弁の彩りを楽しめる。
鎌倉は野菜も有名であり、京野菜にも引けを取らない美味と評価されている。今回はこの地に住む恩師を教え子が訪ねたという設定で、鎌倉野菜を調理。ニンジン、パセリの根、ズッキーニ、カブなどを塩・胡椒して、シンプルにオリーブオイルでグリルした。ブランド野菜といわれるだけに、しっかりした甘味が感じられる。さやごと焼き上げたホクホクのソラマメも、ひと塩を振ることで絶妙の旨味に変わる。
喉を潤すのは、教え子がお土産として持参した「ヱビス マイスター」。「ヱビスの最高峰」に位置する、ふくよかな薫りと研ぎ澄まされたコクが鎌倉野菜によく合う。野菜料理に加えて、鶏の手羽元を醤油などで煮込んだが、こってりした味と食感に負けることなく、見事に受け止めてくれた。
自分をリフレッシュして活気を取り戻す「閑」を、「ヱビス マイスター」とともに楽しんでほしい。
「ヱビス マイスター」は、ヱビスを知り尽くした技術者が集結して開発したハイエンドなプレミアムビール。喉を心地よく刺激する研ぎ澄まされたコクと、鼻孔を抜けるふくよかな薫りが特徴だが、2018年夏にリニューアルを敢行。新鮮な香味成分を付与するロイヤルリーフホップの使用量を1.5倍に増加して、味わいがさらに深くなった。(現在は飲食店及びギフトのみでのお取り扱いとなっております。)
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