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【10月】秋の行楽弁当と、
ハロウィンにぴったりのブラックココアブラウニー
旬のものを焼く・煮る・彩りを添えて、季節のごはんをいただきゆっくりヱビスで乾杯する。家でできる小さなしあわせのヒントをあなたの日々に届けられたら幸いです。
空が澄み渡って秋晴れの日が増える10月。心身ともに快適に過ごせる季節の到来です。紅葉狩りなど心地よい季節を思いきり楽しむために、外ごはんはいかがでしょう。仕事の合間や休日には外に出かけ、秋風を感じながらお弁当とデザートを食べて、秋のひと時を満喫しませんか。
こっくり甘じょっぱい! パリパリの鶏と秋味たっぷりの「秋の行楽弁当」
いづいさんのひとこと
行楽日和に恵まれる10月は、銀杏や紅葉を愛でながら、秋の食材をふんだんに使ったお弁当でこの季節ならではの贅沢を味わいたいですね。お弁当は、時間が経ってもおいしく食べられるのが魅力。主菜の鶏肉は、冷めてもおいしさが楽しめるよう甘じょっぱく調理し、七味もたっぷりのせて、濃い味で引き締めます。こうすると、秋きのこの俵おにぎりともよく合います。しっかり味に仕上げる別の方法としては、カレー粉など香りがあるスパイスや調味料を使うのもいいですよ。きんぴらは、秋が旬のさつまいもを入れるだけで季節限定の副菜に変化。さらに赤パプリカと黒ごまで見た目も彩りよく、皮付きの野菜を炒めすぎないことでシャクッとした食感が残るように仕上げています。行楽時だけでなく普段のお弁当も、色鮮やかにすることでワクワク感が広がるので、ぜひお試しください。
秋の行楽弁当 印刷用レシピページはこちら
*材料* 2人分
さつまいもと彩り野菜のきんぴら- さつまいも…1/4本
- ごぼう…1/2本
- にんじん…1/2本
- パプリカ…1/4個
- サラダ油…小さじ1
- 水…大さじ1
- 砂糖…大さじ2/3
- しょうゆ…大さじ2/3
- ごま油…小さじ1
- 白ごま、黒ごま…各少々
- 鶏もも肉…1枚(300~350g)
- 酒…小さじ1/4
- 塩…小さじ1
- 薄力粉…大さじ1と1/2
- オリーブオイル…小さじ1
- 砂糖…大さじ1
- しょうゆ…大さじ1
- 七味…適量
- すだち…1個
- 万能ねぎ・しそ・スプラウト…各適量
- しめじ…50g
- しいたけ…50g
- 炊き立てごはん…2合分
- 塩…小さじ1/2
*作り方*
さつまいもと彩り野菜のきんぴら
- 野菜はすべて皮付きのまま、4~5㎝の長さに千切りにする。
- フライパンにサラダ油を入れ、火にかけてから①と水大さじ1を加える。中火で歯ごたえが残る程度まで炒める。
- 砂糖を加えてさっと炒めたら火から下ろし、しょうゆ、ごま油を加えて混ぜる。仕上げに白と黒のごまをふる。
水を加えることで野菜が蒸され、火が通りやすくなります。
炒める時間の目安は、さつまいもにツヤが出て色濃くなり、ごぼうに火が通ったらOK。
鶏のくわ焼き
- 鶏もも肉に酒と塩を振り、薄力粉をまぶす。
- フライパンにオリーブオイルをひき、弱火にかける。①の皮目を下にして入れ、皮目が真っ直ぐになるよう鍋などで上から重しをする。焼き色がしっかりついたら裏返し、中まで火を通す。
- ②をフライパンの向こう側へ寄せ、余分な脂をペーパーで拭き取る。砂糖としょうゆを手前側に入れたら、半量になるまで煮詰めて②と絡める。火から下ろしたら仕上げに七味をふり、粗熱が取れてから食べやすい大きさに切る。お好みで、万能ねぎ・しそ・スプラウトをそれぞれ千切りまたは細切りに切って和えたものを添える。
鶏の肉汁を残すため、粗熱が取れてから切り分けるのがポイントです。
きのこごはんの俵おにぎり
- しめじを1㎝幅の小房に切る。しいたけは石づきを落とし、半分に切ってから細切りにする。
- 炊き上がった炊飯器のごはんに①と塩を加えて混ぜて、保温の熱で10分ほどおく。
- ②を小ぶりの10個に分け、それぞれ俵型に結ぶ。
紅葉狩りは、なぜ「狩る」という?
昼夜の気温差が大きくなり空気が乾燥してくると、木々の葉が赤や黄に色づき始めます。そんな紅葉を眺めて楽しむのが日本の秋の風物詩、紅葉狩り。「狩り」という表現は、獲物を追う狩りとは異なり、自然のなかで美しい紅葉の景色を追い求める意味合いを持っています。
紅葉狩りは、奈良や平安時代に貴族が紅葉を愛でながら和歌を詠んだのが始まりといわれています。庶民に楽しまれるようになったのは、町民文化が盛んになる江戸時代の中期頃。紅葉の名所を訪れて弁当や酒を持ち込み、花見のように紅葉狩りを楽しむようになったそうです。日々の雑事は忘れ、季節限定の「紅葉狩り」に出かけて秋の行楽弁当を食べながら、のんびり過ごすのはいかがでしょうか。
混ぜて焼くだけ!
しっとり濃厚「ブラックココアのハロウィンブラウニー」
いづいさんのひとこと
1年に1回のハロウィンには、普段はしない奇抜なトッピングや色合いで、遊び心あるお菓子作りに挑戦したいもの。そこで今回は、ブラックココアを使った真っ黒なブラウニーをご紹介します。アメリカでは「焼きっぱなし菓子」といわれるブラウニーは、混ぜて短時間で焼くだけの手軽さで、失敗の少ないのが売りです。バターをそれほど入れなくても、生地は火の入れを弱くして水分がある状態になっているので、リッチなコクがありつつしっとり濃厚。ザクッと食感のよいナッツとアラザンが楽しめます。ブラックココアがなくとも、普通のココアでもちろんOK。春先や初夏には、ホワイトチョコと抹茶を使ったグリーンのブラウニーもおすすめです。
ブラックココアのハロウィンブラウニー 印刷用レシピページはこちら
*材料* 18㎝のパウンド型1台分
- ブラックチョコレート…40g
- バター…25g
- 卵…1/2個
- 砂糖…20g
- 薄力粉…25g
- ブラックココアパウダー…小さじ2
- ココアパウダー…小さじ1
- ミックスナッツ・・・25g
- アラザン・・・小さじ1/2
*作り方*
① チョコとバターを混ぜる
耐熱ボウルに細かく割ったチョコレートを入れ、電子レンジで1~2分、加熱して混ぜる。室温に戻したバターを加えてさらに電子レンジで10秒ほど加熱し、再度ゴムベラでよく混ぜ合わせる。
② 卵と砂糖を混ぜる
別のボウルに卵と砂糖を入れ、泡立て器でしっかりと混ぜる。①を加えて混ぜ合わせ、なめらかになるまで混ぜたら、ふるいをかけながらAを加え、再度ムラがなくなるまでゴムベラで混ぜる。
卵と砂糖がしっかりと混ざった状態の目安は、砂糖が溶けて、全体が少し白っぽく、もったりとした生地になったらOK。
③ 焼く
オーブンペーパーを敷いたパウンド型に生地を流し入れ、表面を平らにしたらBを散らす。170度に予熱したオーブンで8~10分焼く。冷めたら型から外し、お好みの大きさに切り分ける。
ハロウィンにはなぜ、かぼちゃ?
ヨーロッパの古代ケルト人が行っていた祭礼が起源のハロウィン。ケルト暦で大晦日にあたる10月31日の夜から新年11月1日にかけて、秋の収穫物を集めて先祖の霊を迎えます。そのときに悪霊や魔女などもやって来て悪さをするため、身を守るために仮面や仮装をして、彼らの仲間に見せかけたといいます。お化けなどの仮装をして「トリック・オア・トリート!」と子どもたちが家々を訪ねる遊びは、ここから派生していったようです。
ハロウィンと言えばジャック・オー・ランタン。悪魔との取引で天国も地獄にも行けなくなったジャックの魂が、くり抜いた“かぶ”にろうそくを灯したランタンとなって、この世を彷徨い続けているというアイルランドの伝説に由来するものだそうです。かぶはしだいに、移民先のアメリカで手に入れやすいかぼちゃに取って代わられ、かぼちゃがハロウィンのシンボルとして定着しました。現在は大人から子どもまで楽しめる娯楽性の高いイベントとして、世界各地でお祝いされています。
●ヱビス オランジェ
オレンジの香る濃厚なヱビス。次世代の若手醸造家が新たなビールのおいしさを追求し、「オレンジピール」に着目しました。徹底的に吟味を重ねて選んだオレンジピールに、柑橘のような香りのホップを一部掛け合わせて実現した、これまでにない濃厚な味わいのヱビスです。醸造家がこだわり抜いた新たなおいしさに満ちたヱビスが、幸せなひと時を彩ります。
文・喜多布由子 写真・山本雷太