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里山里海のやさしい風景と、旬の味を楽しむ。
雑誌『Pen』でかつて掲載したなかから、過去に発売されたヱビスとともに旬の絶景と郷土の味にまつわる記事を再掲出します。
能登の里山里海を、車窓から堪能。
年末年始は仮に多忙であっても、ギスギスした気分にはならないものだ。1年の区切りをつけて、新しい日々が始まる晴れやかな気持ちが心を満たすからだろうか。そんな正月休みには都会を離れて、ぜひ里山や里海に足をのばしてほしい。人間社会と自然の中間に位置して、私たちに豊かな恵みを与えてくれる共生空間のことだ。
能登半島の中央部東側に位置する七尾湾沿いを走る観光列車は、「のと里山里海号」とネーミングされている。七尾駅から和倉温泉駅を経て穴水駅までの全長約33㎞を、素朴で懐かしさを感じさせる2両編成が結ぶ。車内は七尾湾の絶景が見られる横向きの席と、グループで飲食も楽しめるテーブル付きボックス席の2種類。周囲は電化されていないため、窓外の視野を電線が邪魔しないのも、いまでは希少な魅力だ。
ちなみに、この列車が走り抜けていく風景は、「能登の里山里海」として国際連合食糧農業機関(FAO)による世界農業遺産に認定されている。世界26カ国86地域のうち、日本で認定されている15地域のひとつだ。(2023年11月時点)
「のと里山里海号」には通常の「乗車プラン」のほか、沿線出身の著名パティシエのスイーツが楽しめる「スイーツプラン」、能登の新鮮な海鮮が楽しめる「寿司御膳プラン」の3種類のプランが用意されている。やさしい表情で人間を迎えてくれる里山里海を、「味」としても楽しめる仕掛けだ。
ヱビスをさらに美味にする、巻きブリと鴨の治部煮。
今回の料理も、時節柄で石川県に帰省したという設定でアレンジしてみた。中でも前菜として抜群の珍味が、巻きブリだ。寒ブリを塩漬けして干した後に藁で巻いて半年ほど熟成させることから、この名称となった。滋味深い塩味が食欲を刺激するのである。
金沢の代表的な郷土料理の治部煮(じぶに)も用意した。そぎ切りにした鴨肉に小麦粉をまぶし、だし汁を醤油などで味付けしてシイタケなどと煮込む。小麦粉が汁に溶け込んだとろみが上品な雰囲気を醸し出す。
ブリのカブラ寿司と身欠きニシンのダイコン寿司は、握りなどの寿司ではなく、乳酸発酵させた漬物である。糀の甘味と酸味が相まって独特の旨味となっている。
日本海そのものが里海といえそうだが、これらの料理に合わせたのは、もちろんヱビスビール。コクの深いプレミアムな喉越しと、鼻腔を抜けていく芳醇な香りとともに、輝かしい新年を迎えていただきたい。
●ヱビスビール
ヱビスビールのルーツは1890(明治23)年に遡り、ドイツのビール純粋令に則った、戦後初の麦芽100%ビールとなって現在に至る。さらに通常のビールの1.5倍という長期熟成によって、しっかりしたコクとまろやかな味わいに。厳選したヱビス酵母が生み出す芳醇な香りが、プレミアムな雰囲気を際立たせている。
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