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日本のおもてなしカルチャー、お歳暮を学ぶ
いただくと嬉しいお歳暮。室町時代に始まり、江戸時代には武士社会の上司との交際法ともなったという。時は変わり、令和の現代、お歳暮はお世話になった人や友人・知人とのご縁を繋ぐものになっています。いま一度お歳暮の基礎知識を、起源や成り立ちから学んでいきましょう。
室町時代から続くお歳暮
字のごとくお歳暮は「歳の暮」と12月を表しますが、その歴史は室町時代に遡る。先祖の霊を祭るために年の暮れから正月にかけて「御霊祭り(みたままつり)」が行われていましたが、この際のお供え物を親族やご近所に配るようなり、次第に「お歳暮」と呼ばれるようになったといいます。
江戸時代になると、武士が自分の所属する組の組頭に、年末の贈り物をする習慣が根付いていきます。また、商人の世界では、「掛け売り」が普通で、盆と暮れ(年末)の2回が精算の時期。その際、お得意先にお礼として贈り物をするようになりました。こういった風習が「お歳暮」として定着していきました。
大人の常識! お歳暮のマナーを覚えておこう
親しき仲にも礼儀あり……。せっかく贈るお歳暮、マナーをきちんとわきまえて、失礼のないようにしたいものです。本来は挨拶も兼ねて訪問していましたが、遠方だったり昨今の状況もあり、デパートなどで手配して宅配便などで贈るということが多くなっています。
まず、気をつけたいのは「金額」。3,000円~5,000円程が一般的で、特にお世話になっている相手であれば5,000円以上のものを贈ることが多いようです。あまりにも高額なものはむしろ非常識とされてしまうので避けましょう。
次に贈る時期。本来は12月13日から20日までの間に贈るものとされていましたが、最近は11月下旬頃から贈りはじめています。年内に届けば良いとされていますが、あまり年末ギリギリになるのは避けましょう。また、万が一年内に間に合わない場合は、お歳暮ではなく「お年賀」とします。
そして郵送する場合は、挨拶状を同封するか、別途送ることを忘れずに。「物を贈る」ことが目的ではなく、よい人間関係を続けるための風習なので、贈りっぱなしは失礼になってしまいます。これはお中元も同じですね。
今年も残りわずか。一年を振り返りつつ、お世話になったあの人に贅沢なヱビスを贈ってみませんか。