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上質なビール飲みはトークも切れる!会話のプロに聞く酒場の会話術
今夜は酒場でヱビスを一杯。豊かなコクが、口中を満たし・・・、思わず「シアワセー!」と言いたくなる瞬間です。しかし、その美味しさをもっと楽しむための、魔法のスパイスをご存じでしょうか。それは、会話を楽しむこと、です。華麗なトークとともに、ヱビスを飲めば、なんともステキな一時になるはず。
とはいえトーク力は人それぞれ。ビールは得意でも会話は苦手、な人も少なくないでしょう。ならばプロに聞くしかない、というわけで今回は、これまで3000人以上を相手にインタビューしてきたフリーアナウンサーの生田サリーさんに、酒場での会話術を聞いてみました。コチラでヱビスが飲める今夜の酒場を決めたなら、本稿を読んで、さらに上質なビール飲みを目指しましょう!
トークの極意は「話すべからず」!?
会話術に詳しい人
フリーアナウンサー 生田サリーさん誰もが名前を知るハリウッドスターからアスリート、政治家、経営者など、日米で3000人以上のインタビューを経験。関西大手放送局番組にて、週6本のテレビ番組司会を担当した他、リポーター、ナレーターとして多数の番組に出演。また、話し方、コミュニケーションの専門家として多数の執筆歴を持ち、セミナー、研修などの講師活動も豊富だ。自著『初対面の相手の心を一瞬で開く方法』も好評を博すなど、まさにトークとコミュニケーションのプロ中のプロ。
—よろしくお願いします!まだ関係の浅い相手と飲みに行くことになりました、という前提で、席に着き、まず何を話せばいいんでしょうか?
生田:その前に、まず「話す」ことを考えてはダメなんです。人はみんな、自分のことをわかってほしいと思うもの。ですから大事なのは、相手が話したいことを聞いてあげる姿勢です。男性もそうかもしれませんが、女性は特に多いと思いますよ。
—なるほど!では、実際にどんな風に会話をスタートすればいいのでしょうか?
生田:まずは相手の状態を知りましょう。英語で“How are you doing ?”のように、仕事関係の相手なら「仕事はいかがですか?」、友達のような間柄なら「最近調子はどう?」と言われれば、会話が始まりやすいと思います。
—相手が初対面に近い場合は、どう変わってきますか?
生田:自分に関心を持ってくれている、というのは初対面でも嬉しいものです。「初めまして。どちらから来られたのですか?」とか、誰でも答えやすい質問がいいですね。他にも「素敵な洋服ですね」という風に、相手の持つ要素に触れて話しかけることが、会話のきっかけになるんです。
—なるほど!じゃあ、ちょっとここまでに聞いた内容で具体的な会話をしてみます。せっかく手にヱビスがあるのなら、それを起点に話してみますね。
生田:まずは間口の広い質問から入り、ビール好きと見るや、さらにその嗜好に即した質問をして、相手が話したいことをどんどん引き出してあげる。とてもいいですね!
深掘り力は”見る力”
—会話が始まって、そこから話を広げていくのが苦手な人もいると思います。会話のキャッチボールを続けるコツはありますか?
生田:「会話が続かない」という悩み、本当に多いんです。大切なのは相手が話したい、趣味などを探ること。気持ち良く答えたくなるような質問のボールを投げましょう。共通点が見つかれば、盛り上がるのは簡単ですよ。
—共通の話題が見つかれば、盛り上がりそうな気がします。
生田:最初は相手との共通項を探しましょう。相手の表情や態度を見ながら、質問をいくつか投げてみてください。ここは男性の方は“ジェントルマン度“が試されますよ!こちらの気持ちを考えて会話をしてくれているなと感じたら、女性だって心を開きやすいですからね。リアクションを見て、表情や瞳の輝き、姿勢などを観察すると、盛り上がりそうな話題のヒントになりますよ!
—会話が流れ始めたら、“起承転結“のような話の構成ができると良さそうですね。
生田:いえいえ、酒場のトークに“起承転結”はいりませんよ。ここはテレビ番組ではないですから。「もっと聞きたい」と盛り上がれる話、つまり“起・承“があれば問題ないです。
—それなら構成力に自信がなくても会話が楽しめそう。再び、ここまでのテクを踏まえて話してみます。
少しずつ会話が回転しだし、お互い2杯目へ・・・
生田:ビールの質問がきっかけで、段々会話が広がってきましたね。質問をきっかけに、旅行という共通の話題を見つけましたね。自然に相づちを入れながら、「ベルリンに行った」という自分の話題も交えて話を展開させる。とてもいいですよ!
会話上手は楽しみ上手
—生田さんは、どんな人を会話上手だと感じますか?
生田:話を真剣に聞いてくれる人は、会話上手に感じますし、質問上手、聞き上手な人には、大人の余裕を感じます。話を最後まで真剣に聞くことって、苦手な方が多いですから。話を遮ったり、自分の話にすり替えたりするのは一番ダメですよ。逆に、心地いい相づちを挟みながら最後まで聞いてくれて、時には自分の話題も提供できる人に対しては、自然と「また会いたい」という感情が湧くんです。
—なんだか、自分の人生経験が試されているような気さえしてきました。
生田:そうです!上質な会話を楽しめる人は、本物の人間力を持っていると思います。
—人生に深みがあれば、会話も深くなる。ヱビスが似合う大人にピッタリですね。さっそく酒場に繰り出して、人生経験を積んできます!今日はありがとうございました。